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※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
異世界の海の発見の報を受けたとき、ラクアは珍しく動揺を見せた。カップを握る手は震え、力が入らず、 走り出したいのに、立ち上がることさえできなかった。公正であるべき自治会の長でありながら、調査団 の選出書類の偽造さえも、一時は脳裏をよぎった。幸いなことに、水のエナジーへの適正と海洋学への造詣 から先遣隊に指名され事なきを得た。現在はまだ見ぬ 『本物の海』への期待を膨らませ、眠れぬ夜を過ごしている。
新しく発見された海の存在する異世界の調査のため編成さ れた先遣隊への招集に応じたラクアだったが、彼女はアル ケミーの会議室に水着姿で足を踏み入れ、自前のサーフボ ード『オケアス・ボード』を抱えていた。さらに彼女は抱 えた旅行鞄から人数分の水着を取り出すと、部隊員に配布 した。そのとき、ようやく周囲の面々も気づいた。彼女が 『はしゃいでいる』ことに……。その後、自治会副会長に よる説教が行われ、ラクアの暴走は一旦の落ち着きを見せ た。
海に触れた瞬間、ラクアは生命の高ぶりを感じた。彼女の内に浸み込んだ水のエナジーが活性化し、かつてない力が 沸き上がるのを感じる。異世界の海は、ラクアが望む海とは少し違う。しかし、理想に限りなく近い奇跡の地の存在 に、彼女は興奮を抑えきれなかった。その日の晩、彼女は『身体が濁る』と固辞し続けていたエナジー浸食への抵抗 薬を迷わず口にした。すべては、母なる海を目にするまで、生き残るために。
エナジー浸食が進行する最中でも、ラクアの意識は明確にあった。異世界の海に触れた彼女は『生命の源への帰還』 という願望を強めると同時に、『生への渇望』を得る。自分の還るべき海はここにはなく、戦いの果てにきっとたど り着けるものである。ラクアは零れ落ちる己の生命を掬い上げ、強化し、更なる力をその身に宿す。いつか、果てる その日まで――。
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