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※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
水卜明未は自治会の副会長として、イベント会場の警護の任に就いている。 イベントの雰囲気を崩さないように、巡回スタッフには『ハッピ』や『ユカタ』の 着用が義務付けられている。 規則や決まり事に準じる彼女は当然、戦闘の邪魔にならない程度に規則を守っている。 一応、この度の衣装については、巡回のパートナーから一言欲しいと思っている。
楽しげな雰囲気に包まれた会場で巡回を行う中、彼女は自身を異物のように感じていた。 日常から離れた雰囲気に、規律や秩序を重んじる者は溶け込みにくい。彼女には『羽目を外す』才能が欠如している…… その事実が『特別』な存在を忌避する彼女に小さな自己嫌悪を抱かせた。 誰かに手を引いてもらわなければ、彼女は日常的な『歯車としての自分』から抜け出すことが出来ない。 だからこそ今、隣を歩くパートナーに期待の目を向けている。
ようやく『楽しむ』ことに慣れてきた自分に違和感を覚えながらも、 どこか好ましく思い、手を引いてくれたパートナーに感謝さえした。 しかし、敵はいついかなる時でも存在する。 心を凍てつかせ戦いに向かう彼女は無意識の内に、大切に握っていたリンゴ飴を武装へと錬成する。 作り上げられた紅杖『ミロ・アパレートゥス』は、一切の慈悲無く闖入者の頭上に振り下ろされる。
巡回の中で目にした銀糸の髪の後ろ姿に、明未は感情の暴走を引き起こす。 なぜか心を激しく揺さぶる"見ず知らずのだれか"。 明未の中にある何かが、彼女が特別な存在であると告げている気がした。 その声と、心の奥底から湧き上がる罪悪感を覆うように明未は再び冷たい歯車としての 役割を自身に課し、人としての心を隠す。 侵食症状により気を失いかねない激痛に苛まされながらも、それを己の罪と呼び安堵する姿は、 果たして正しいのだろうか。
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