※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
練成術師登録名『雷姫カンナ』および特異生物『ルヴ』。 彼女たちはある都市で行われた違法実験の被害者であり、生まれてからずっと地下での暮らしを強制されていた。 既存のどんな獣よりも優れた能力を持つ獣の創造。 そして、獣の身体能力を人間の肉体で再現する計画。 さらには人獣の間での意思疎通を可能にすることであらゆる状況に対応可能な『人獣一騎』を生み出す……そんな計画の為に多くの苦しみを味わわされたカンナとルヴは、人間に対する強い警戒心を抱いている。
カンナは出生届すら出されておらず、記録上では産まれて間もなく、僅かばかりの金銭と引き換えに違法な研究者のもとへ引き渡されている。 彼女は物心つくころから日の光が届かない実験場で生活しており、成長過程で様々な実験の披検体となった肉体は、身体構造が普通の人間とは大きく異なっている。 『人の知性と獣の暴威』その両立こそが彼女にほどこされた実験『人獣一騎』の最大目標だった。 その過程で、カンナの人としての心が潰されなかったのは、もはや奇跡といっても過言ではない。
人でありながら獣の爪牙を心身に宿すカンナ、獣でありながら人の理性に縛られるルヴ。 生命として歪められた両者は、常に心を通わせ、世界中の誰よりもお互いを深く理解し合い、強く依存し合っている。 人でも、獣でもない、味方はお互いのみ…… 世界はいつだってカンナとルヴにとって過酷であり、苦しみばかりをもたらす敵だった。 そんな敵に両者が牙を剥いたのは二年前。 『人獣一騎』ーー実験の最終目標をこれ以上ない程体現し、カンナとルヴは研究者と研究所を徹底的に破壊し、その生において初めて陽の下へと飛び出した。
人ではないから、人に混じれない。 獣でもないから、獣に混じれない。 どこにいても、なにをしていても、カンナの心の中で渦巻くのは『なにかが違う』という違和感だった。 それは日々膨らみ続け、彼女の心をゆっくりと圧し潰してしく。 こんなにも苦しいのなら、いっそ心などなければいいのにーー そんな願いを叶えるかのように、カンナの心は次第に野性的な本能に蝕まれていく。 最初はそれでいいと思っていた。 けれど、信頼する相手と安心できる場所を見つけてしまった時……彼女は人の心を失うことを、どう思うのだろう。
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