※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
命を賭して守るべきもの――きょうこはそれを『友』であると定めた。 彼女は自身を冷徹な人間だと思い込んでいるが、実際は情が深く、義に厚く、時に過保護である。 他者を守る内に自然と身に着けた正確無比な狙撃は、敵の牙を砕き、攻撃を逸らすことに特化することで完成した。 最近は庇護欲を掻き立てるような相手に無差別な溺愛の情をむけるようになり、幼馴染の『雷久保かな』に叱られる姿が散見されている。
淡白な性格ではあるが、一度心を許した相手にはとことん情が深くなる。 そんな性質を持つきょうこは、日が経つにつれて守りたい相手が増えていった。 長く冷え切っていた心は氷解し、温かい居場所を得たことで、彼女の口元は次第に緩んでいく。 しかし、その場所を脅かす外的が現れたとき、彼女の心は即座に凍てつき、無慈悲にその牙を折る銃弾を放つ。
春節の会場で、きょうこの瞳は一度だけ目にしたことのある女性の姿を映す。 警備用の対人ライフルのスコープ越しに見つけたのは、大切に思う幼馴染が涙ながらに告白した『認められたい人』だった。 隣には、優し気な男性が歩いている。幸せそうに、女性は笑っている――気が付くと、きょうこの指はトリガーを撫でていた。 照準は脆弱な人間の頭部を捉え、追従する。そのとき、彼女の心は今までにないほどに冷え切っていた。
耳をすませば、温かく甘い声が聞こえる。銃を握れば、心を許した同胞のぬくもりが身を包む。 異形化を果たしたきょうこの心は強く、浸食の影響を受けてなお、気高く輝いていた。 大切な友人を守り、自らの居場所となった人たちを守る――決意を込めた絶対零度の結界は仲間を傷つけることなく、 敵の攻撃だけを阻む盾となって立ちはだかる。 冷え切った心臓がいつか止まり、最後の瞬間が訪れたとしても、彼女はもう二度と敵を見誤らない。
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