天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

『Ba'al』。第二異世界の唯一神であり、概念として魂のみが神界に存在している。
Ba'alは第二異世界の人間と特異錬成術師以外にはその姿を見せることすらしない為、彼女に関する情報は第二異世界の信仰に基づく教典しか参考になるものがない。
彼女と唯一接触できる特異錬成術師は『角は頭骨から直に生えており、脈動している』『角に触るのはとてもえっちなことらしい』という何の役にも立たない証言を残している。

【世界の創造】原初の混沌とした空間に、二つの光が落ちてきた。まず、一柱の"光をもたらす者"が死を迎え、その遺骸が最初の大地となった。
肉は岩となり、血は泥となり、その傍に在った一柱の"気高き主"の涙が海に変わった。
彼女には"命名と支配"の力が備わっており、彼女は友の死を見届けた後に、混沌とした空間に秩序と命の概念を生み出した。
その後、長い年月をかけて光をもたらす者の血肉からは様々な命が生まれ、気高き主は神となってそれらに力を分け与え、愛することにした。

【天使の創造】気高き主は原初の果実を用いて、三大天使を生み出した。長女には全ての魂の管理と、原初にて最も力強き命である竜を従える役目を任せた。
次女には地上の生物へ知恵を与え、神の存在と概念を認知させる役目を任せた。三女には知恵によって生まれた諍いと富の差を監視する役目を任せた。
こうして気高き主は天使の働く分、休まれることができ、多くの魂の名を生み出すことに専念できた。私たちの魂の名は、全て気高き主Ba'alが与えてくださったものである。

【人間の独立】鉄の悪魔によって、気高き主の魂に黒い杭が打ち込まれるとき、神の死は実現する。その肉体は簒奪者に弄ばれ、奪われるだろう。
しかし民よ、神を取り戻そうなどとは思ってはいけない。神は民の自立を促すために全ての力を民へ与え、天使を残し、魂の名前を他人に捧げることを赦したのだ。
魂の名前は神の支配と保護の証であり、それを己の信ずるものへ捧ぐことは神との別れを意味する。
自立した人間よ、気高き主Ba'alは奪われた後も、遠い世界で民の幸せを願っている――だから、神様が死んだ後も強く生きてくれ。