天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『カノン・アレグロ』。
新鋭の音楽家が集まった『カーヤ楽団』のコントラバス奏者にして、事務系の処理を一手に引き受ける才媛。
楽団結成の最初の"四人"のひとり。
錬成術の腕も一流で、その精密さに並ぶものは極めて少ない。
戦いに対して気乗りはしていないが、さまざまな要素から納得はしている様子。

音楽家の両親のもとに生まれ、小さな頃から音楽に触れながら育った。彼女がコントラバスを始めたのは、父親の影響によるもの。
両親から音楽の才能を十二分に継いでおり、それは美しい音色を奏でるため錬成術を自然と身に着けてしまうほど。
彼女は空気中の水分を操作することで、湿度や温度を自在に調整し、演奏に最高の環境を整えることが出来る。

コントラバスをベースにした大戦斧『スモルツァンド』の刃を形成する水は高濃度のエナジーが溶け込んでおり、
あらゆる物質に浸透し、その構造を脆くし、打ち砕く。
その際に発生する音色は美しく、まるでそれが一つの演奏であるかのように錯覚してしまうほど。
破滅の音色を奏でる彼女は絶望に染まった"その時"に向かって疾走していることを知らない。

時に戦いに、時に演奏のために錬成の力を行使する彼女の身体に蓄積されたエナジー浸食の影響は、
彼女にとって最悪の形で現れた。
音を忘れてしまう―演奏中、急に次の奏でるべき音を見失い、楽曲をまともに弾くことができなくなってしまう。
音楽家生命を絶つ症状を前にした彼女に成す術はない。
音を失った彼女に残されたのは、ただ戦うことのみだった。
彼女は失った音を探し続けている。