※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『コヤシキ・メイ』。 事故によって、胎児の状態で高濃度のエナジーに晒された結果『変異需要体』と呼ばれる特殊なエナジー受容体を保有している。 彼女の変異受容体は大気中のエナジーに含まれる毒素を際限なく吸引し、高濃度汚染物質を生成してしまう為、 現在もアルケミー医療研究局の特殊監視病棟に収容されている。 彼女は生涯を病室で過ごすことが運命づけられていたが、 過去の特異錬成術師との接触により体質の改善が認められ、先日、一時退院が許可された。
愛唯の変異受容体の症状は、医療研究局の患者の中でも特に重く、危険性の高いものだった。 彼女の体内を循環するエナジーは毒素が高濃度で凝縮されており、 エナジー受容体が発達しているものほど、彼女の毒の影響を受けやすくなってしまう。 その為、アルケミストによる面会には特殊な体エナジー隔壁が完備された病室が必要となり、 意思疎通は音声やテキストのみで行われていた。 現在は錬成術によって特殊なシリンダー型真空容器に毒素の抽出・破棄を行うことで、 限定的ではあるが病室の外に出られるようになっている。
愛唯の生涯は病室で自我を得ることから始まった。 母親は大規模なエナジー爆発の事故で致命的なエナジー侵食を受けてしまい、 愛唯の出産後、一年も経たずに死亡している。 同じ事故で父親も失っており、 アルケミーで保護・教育を受けてきた彼女は人とのコミュニケーション能力が著しく欠けていた。 そんな彼女と交流を持ったのは一部の医者と、同じく医療研究局に収容されていた伝雷のみで、 彼女の人格の形成は主に、直接顔を合わせたことのない友人によって作られていった。
愛唯の余命は3年未満だと診断されており、余生で自分の生きた証を残したかった。 しかし、体内の毒素のせいで子は育めず、隔離されていた為、 人の記憶にすら残れない……彼女はいつしか自分の痕跡を残すことに執心していた。 誰かと共にありたい、誰かの記憶に残りたい、誰かと溶けて混ざってしまいたい。 異形化により暴走した願望は敵にさえ向いており、 愛唯は生成した毒物を打ち込むことで自分の遺伝子を相手に溶け込ませようとする。 その思いはいつか、彼女の一番大切な存在にも牙を剥くだろう。 その時は潔く、愛唯は死のうと思っている。
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