※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『ルイーズ=リディアーヌ・ド・プニエ』。 生まれつき四肢の神経に問題を抱えており、肉体強化を応用した錬成術の精密な操作により、歩行をはじめとする日常的な動作を行っている。 『ド・プニエ』の性は白煌都市のとある貴族のものだが、彼女の出生記録は存在せず、居ないものとして扱われている。 また、彼女のファーストネームは2つ存在するが、本人は『リディアーヌ』と呼ばれることを好む。
リディアーヌの身体は本来、錬成術のバックアップがあったとしても通常の肉体強化では神経の接続が出来ず、歩行すらままならない状態だった。 現在、彼女は肉体を高度な演算によって筋繊維一本の単位にまで正確な動作を指定し、日常生活を行っている。 その複雑な計算は常人にはおおよそ不可能な領域にあるものだが、 リディアーヌは体外に存在する『とある人工知能』の補助を受けることで可能としている。
白煌都市の貴族の元に生を受けたリディアーヌは、生まれ持ったハンディキャップを理由に暗い地下室に隠されてきた。 深窓の令嬢というには過酷な環境――我が子への愛よりも外聞や評価が優先される時代錯誤な貴族社会は、彼女に虫のような生活を強いた。 リディアーヌは一人では食事もままならず、使用人はまるで蛆の世話をするかのような態度で彼女を見下し、嘲笑する。 そんな生活を変えるきっかけは、一人の冒険者と人工知能『オラトリオ』との出会いだった。
異形化を果たしたリディアーヌは走り続ける。 留まることに恐怖すら覚える彼女は限界を超えた運動エネルギーをエナジー体に宿し、比類なき速度で世界を駆け巡った。 もっと速く、もっと遠くへ……嵐山と『オラトリオ』の演算補助によって動かせていた手足が限界を迎えても、やがて死の停滞が訪れたとしても、 リディアーヌは最後の時まで『歩き続ける自分』である為に錬成術を行使する。 そうしなければ自分は『蛆』と変わらず、生きる価値がなくなってしまう--貴族社会の暗闇で歪んだその意識は彼女を壊し、今もなお呪い続けている。
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