※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。 ※2018/05/02~05/09メンテまで★5の防御力の値が本来の値より下がってしまう不具合。現在修正済み。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『カザハリ・チカゲ』。とある地方都市に所属する公務錬成術師だったが、 ある日、突然自主退職すると、とある少女と幼馴染の三人であてのない旅に出た。 基本的に面倒くさがり屋で、楽な方へと逃げがちな性格だが、行く先々で日雇い仕事をしてしっかり三人分の生活費を稼ぐなど、やる時はやる性格。 様々な仕事をこなしたせいか、炊事洗濯掃除から子供のお守りに害虫駆除や交通整備、造花作りから塾の講師まで何でもござれな怠け者が出来上がった。
千景は一年前、とある都市に所属する錬成術師だった。 基本的に怠け者の彼女だが、不思議と街の人間からの信頼は厚く、同僚たちからも頼りにされることも多かった。 千景本人はそれに対して面倒だと文句を繰り返していたが、任された仕事自体はしっかりと、誰よりも完璧にこなしていた。 昼行燈な態度の裏で誰よりも他人を想い密かに努力を重ねる彼女の本質を、多くの人が感じ取っていた。 それは正義感とも呼べる正しい心で……しかし、その正しさを持つが故に、彼女はある時、感情のまま人を傷つけてしまった。
とある違法研究を行う施設の検挙中、千景は研究の被検体として利用されていた少女を見つけた。 あまりに惨いその姿を見た瞬間から、千景の頭の中は真っ白になり――気づけば、犯罪者とはいえ、研究所の人間の多くに私刑じみた暴力を振るった後だった。 血まみれの千景の姿を見ていたのは、被検体の少女の怯えた瞳のみ。その瞬間、千景の正義感は音を立てて砕け散った。 怒りのままに人を傷つけ、傷ついた少女をさらに怯えさせ、そんなものに自分はなりたかったわけではないと、 彼女は誇りに感じていた公務錬成術師の職を自ら辞した。
ある時、違法研究所に囚われていた孤崎夜千代を救出した千景は、その後、彼女を引き取って面倒を見ることを理由のひとつとして職を辞めた。 そんな千景に旅に出ることを提案したのは、彼女の幼馴染の鳴神未翔だった。表向きは、夜千代にたくさんの素敵なものを見せて心を癒すために。 しかし、未翔の本当の目的が不条理な現実を前に傷ついた千景の心に休息を与えることだというのは、千景自身も察していた。 そんな気遣いをありがたいと感じながらも、千景は自分が自分の正義を取り戻せる瞬間を想像できず、今日も過ごしている。
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