※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
毎年文化祭を楽しみにしていたノアだったが、今回の文化 祭は特別だった。メイド喫茶がアニマルカフェとしてリニ ューアルされることになり、そこで新しいメイド衣装を着 ることになっていたからだ。いつもの服装にうさぎの耳が ついただけだったが、ノアはとても気に入っていて、仲間 達も似合っていると褒めてくれていた。文化祭を楽しみに 待つノアだったが、いよいよ明日という段になって、実 は"うさぎ"という動物のことをよく知らなかったことに気 がついた。
知識としては知っていたが、生きて動いている姿は見たこ とがない"うさぎ"という生物。改めてデータベースで調べ たノアは、その姿を見て愛らしさに心を奪われてしまっ た。この生き物のコスプレをすると言うことでますます文 化祭が楽しみになったが、自分はその服装をするのに値す る存在なのかという不安も頭をもたげてくる。それほどま でにデータベース内のうさぎの姿はどれもこの世のものと も思えないくらいに愛らしく、圧倒的な存在感を放ってい た。
いよいよ、文化祭当日。アニマルカフェで働くノアは、こ れまでにないほどの充実感に包まれていた。始まるまでは 自分のつたない言葉を心配していたが、注文を受けて持っ ていくだけなので特に問題にならなかったし、なにより客 の笑顔と感謝の言葉が嬉しくてたまらない。うさぎである ということにもすぐに気がついて貰えて、その愛らしい耳 もたくさんの人に褒めて貰えた。接客というものをあまり 意識したことのなかった彼女にとってそれは、新鮮な驚き に満ちた体験だった。
アニマルカフェでの幸せな体験の後、つかの間の休息時間 に、ノアは特異錬成術師の姿を見つけた。先ほどは時間が なくてゆっくり話すことが出来なかった彼は、一緒に文化 祭を見て回りたいというノアの申し出を快く了承し、優し くその手を取ってくれた。顔を赤らめながらも、嬉しげに 微笑むノア。不思議なことに、手をつないで歩くだけで今 まで見ていた風景が違って見えた。今回の文化祭は、彼女 にとってアルケミーでの忘れられない思い出の一つになっ たのだった。
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