※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 ※LS2の解放に解放結晶を1個消費します。 ※LB強化には覚醒の刻印【炎】が1個必要になります。強化するには+以上であることが条件となります。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
かつて第一世界において■の女神の守護者たる聖獣であっ た神格の残滓が不知火かえでの身を依り代にして具現した 姿。その傲慢の名が示す通り、ただひたすら己を貫く神格 が有する権能は、理という遥か大いなる何かから与えられ る力の棄却だった。己のことは己で決めるし、余計な口出 しは不愉快だから干渉するな――そんな意思を宿す傲慢 は、ある意味で他のどんな神格よりも理に逆らうものであ り、世界に生きる者たちの可能性を実直に信じる存在でも あった。
かつて、この身は傲慢と呼ばれていた。自分以外の全ては 塵屑で、ただ自分と、自分が許した宝のみが世界に残って いれば、他のあらゆる無価値なものは消えて構わない。そ んな風に振舞う我を、矮小な者たちは畏れ、拒み、離れて いった。それは好都合で、目障りなもののない世界は安寧 に満ち、永遠をそのままに過ごせればとも思った。だが、 ある時、突然にあれは我の前に現れ、告げたのだ。独りは 寂しい――と。最初はくだらない雑音だと、戯言を聞き流 していた。けれど……いつだったろうか。その戯言に酔っ てもよいと、そんな風に思ったのは。
傲慢とは、人にとって恐怖の象徴であり、触れてはならぬ 存在であり、出会いは諦めと同義の神格であった――そ の、はずだったのだ。だというのに、いつからか傲慢とは 己の誇りを貫く気高さの象徴であり、必死に手を伸ばす存 在であり、憧れと同義と崇拝されるようなった。矮小な者 たちの、なんと移ろいやすい心かと笑い飛ばしながらも、 この魂には、不思議な熱が宿っていた。それをなんと表現 すればよいのか、我は知らなかった。だが、あの女神はそ んな我を見て嬉しそうに笑うのだ。よかった、などとのた まいながら。
かつて、遥かな上位の世界から理想郷へと堕ちてき滅神は 災いを振りまいた。我ら守護者ですら、滅神を滅ぼしきる ことは叶わなかった。だが、それも当然だったのだろう。 暴威による滅びとはアレの領分であり、そこで戦うことの どれほど愚かなことか。だが、だからといって和解などあ りえなかった。滅神は理への憎悪にとりつかれていた。理 に属する神格では、あれと言葉を交わすことすらできなか ったのだから。だからこそ、この逆理の世界に堕ちたの は、アレにとって最大の幸福であったのかもしれない。
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