※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
紅緒は外見に反して落ち着きのある大人の女性だった。平素より思慮深く行動し、時には飄々とした態度で仲間を励まし、 新兵に対しては先達として優しく導くこともある。 それ故に、彼女は平均以下のエナジー適正を持たないにもかかわらず、多くの錬成術師から信頼を勝ち得ている。 一部の錬成術師には『どんなことがあっても慌てることが無い』と評され、いつか狼狽える姿を見てやろうと画策する者もいる。 そんな紅緒が、年越しの折に一人狼狽えていた。彼女の心を乱すことができるのは、現在、一人の男にだけである。
年越しの折、悠久都市に帰郷した紅緒は星を見ながら、戯れに運勢を占った。 過去、自分の運命を占うことは一度としてなかったのだが、子供だましの恋占いならば抵抗はない。結果は紅緒にとって満足のいくものだった。 しかし、休暇中は会えないことを知りながら、秘めていた愛情を刺激しまったことを紅緒は深く後悔する。 抑えきれない寂しさに、彼女は前よりも深く意中の相手にのめり込んでいることに気づいてしまったのだ。 その後、彼女が特異錬成術師が悠久都市へ観光に来ることを知ったのは、やけになって酒精を飲み干した後のことだった。
普段より、紅緒はイベントに合わせた特別な衣装というものに興味を抱かなかった。 いつか、英雄のためにその命を燃やす--定められた運命を身に宿した彼女は、いつも仲間から一歩下がって、保護者のような視点で浮かれる人々を見つめていた。 しかし、今回は稀有なことに、紅緒は不慣れながらも晴着を用意している。 その理由は、思慕を重ねる相手から『会えるのを楽しみにしている』と、たった一言のメッセージを受け取ったから…… たったそれだけのことで彼女は浮かれて、心変わりを果たしてしまう。
誰も犠牲にしない--愛する相手から過去にそう告げられて、紅緒は揺らいだ。『誰にも未来を変えることなどできない』と、占い師としての彼女は思っている。 しかし、紅緒の師である『悠久の魔女』ですら未来を見通すことができない男が、彼女のことを護ると決めた。 彼が望んでくれるのなら、すべてを委ねて生きる道を--紅緒は大切な仲間を護り、その上で愛する男と共に生き残る未来を目指し、力を求める。 現実は一人の決意などでは簡単に悲劇を覆したりはしない。それでも奇跡はあると信じて、彼女は願うままに銃を手に取った--。
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