※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
二百年前の終末戦において常に戦いの最前線に飛び出し刀 一本で敵を切り伏せた剣豪の末裔にして再来たる彼女は、 自らの名を捨て、刀の銘を名乗る。それは自らを一本の剣 とする誓いであり、同時に狂気でもあった。人の道を外 れ、修羅の道を行くと決めたその日から、彼女は剣戟と死 を糧としてきた。歴戦の錬成術師たちと比べ、彼女の能力 は突出しているわけではない。だが、彼女はこの世界の理 に適している。誤魔化さず、目をそらさず、恐れず、受け 入れている。故に、破滅の理に染まった彼女の刃は全てを 破壊する可能性を秘めている。
かつて、終末戦の時代に誰もが願っていた。他の誰かの破 滅を、あるいは自らの、そして世界の破滅を。だからこ そ、今この瞬間、こうして世界が存続していることこそ間 違いで、世界そのものが終焉を望んでいる。だというのに どうして人々は明日を願って希望を宿して生きようとして いるのか。兼定にはそれが理解できない。間違っているの は全ての人で、正しきは自分であるという確信が兼定には ある。故に、彼女は破滅を願って、何かを傷つけるために 刀を振るう。彼女が正しいかどうかは、彼女の剣のみが知 っている
この空は滅びの理に満ちている。欺瞞と装飾を取り払え ば、そこにあるのはきっと今にも砕け崩れ壊れてしまいそ うな世界の姿であると兼定は知っている。もしかしたら明 日にも、あるいは今にも全てが無に帰すのではないかとい う可能性に、兼定は嗤う。たとえ次の瞬間が無くても構わ ない、それでも悔いなきように彼女は己が欲望のままに生 きているから。斬りたいと思うものを斬る――それだけ は、彼女の曲がらぬ意思で、生きる意味で、存在する理由 で、それだけ貫けていれば、彼女の中に後悔などという文 字は存在しないのだから。
世界を満たす滅びの理が、兼定の魂には強く根付いてい る。それはまるで魂を燃やし尽くすかのように激しく猛 り、彼女自身とその周囲の全てに破滅を疾走させる。そう して無差別に滅びを撒き散らす彼女は、血に満ちる己の道 に酔いしれる。誰よりもこの世界の人間らしく生きようと する彼女の刃は、この世界の理の歪んだ祝福を受け、より 鋭く、より凶悪になっていく。彼女を超えるためには純粋 な強さだけでは足りない。理すら踏み越えるほどの意思を 覚悟を示さない限り、熾燃食血の餓鬼の剣は止まられな い。
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