天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

異界神格存在『ディータ・ハロウト』。第五世界相克都市
において『聖性』と呼ばれる強大な存在の一柱を名乗る。
他の錬成術師たちを軽く凌駕するほどの力を持つ彼女だ
が、現在のところアルケミーとの敵対意志はなく、第五世
界の調査のために特異錬成術師へ接触し、見返りとしてそ
の力を貸すことを約束している。現在の姿は仮のものであ
ると明言しているが、アルケミーでは食事や衣服など発展
した人間の文化に興味を抱き、積極的に関わろうとする姿
が確認されている。

第五世界の人々の間では、ディータは『至妙の聖性』と呼
ばれ畏れられていた。その所以は、周辺の空間を操作する
ことができるという彼女の特異的な能力である。ディータ
はそれを応用することで空間を歪曲させ、同格とされてい
る聖性の攻撃すらも容易く防ぐことができた。ただし、特
異錬成術師による聞き取り調査の結果、攻撃や空間を認識
する必要があり、また攻撃の種類や出力によって防げるか
どうかが決定するということが判明した。そのため元老院
は神威に大きな影響を与える黒【データが破損しています
】

存在が生じた瞬間から聖性として大きな力を有していたデ
ィータにとって、人間はただ脆弱なだけの存在でしかなか
った。ゆえに聖性の争いによって人々がどのような不利益
を被ることがあろうと意に介すこともなく、他の聖性の攻
撃を捻じ曲げ、気の向くまま思うがままの場所に着弾させ
た。しかし、人の姿を借り、特異錬成術師たちと交流した
彼女はアルケミーにきてはじめて人の文化というものに興
味を抱く。脆弱だからこそ築けた技術や文化の数々は、好
奇心旺盛な聖性にとってはとても魅力的なものに見えるの
だった。

ディータにとって聖性とは争うものであり、永きにわたる
闘争の時間も、彼女にとってはただ水が低い場所へと流れ
るかのように当然のことでしかなかった。しかし、異世界
からの侵略者によって、八柱在った聖性が欠けることで彼
女にとっての当然が崩れる。聖性の中でも大きな力を持つ
とされた叡明の聖性が殺害されることは、本来あってはな
らないことであった。だからこそ彼女は貫いていた静観を
取りやめ、世界の理によって敵対するはずの天蓋のもとへ
と向かうのだった。

至妙の聖性と呼ばれるディータ・ハロウトが生来所有する
聖性としての力が特異錬成術師の能力によって大きく強化
された姿。人の身を模していたはずのエナジー体は自然と
彼女の本来の姿を形作り、聖性として大地を揺るがし海を
割ったほどの力を軽々と振るう。それは決して、叡明の敵
討ちなどという理由ではなく――ただ、自らの世界の在り
様を変えた不遜なる侵略者に対する神の怒りだった。