※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『ミモリ・コズエ』。十年前の大襲撃の際に最前線で戦った錬成術師の一人で、 一度の出撃における最高撃墜数は公式記録に残る限りの範囲で言えば、彼女のもの。 その真価はあらゆる状況に対する観測能力及び対応能力と、それを遺憾なく発揮可能な強大なエナジー適正にある。 彼女自身が基礎理論を設計した『錬成武装』は本来一人につき一機が基本だが、 その基本を他ならぬ彼女が打ち破り、常時携帯数三十、同時展開数七という尋常ならざる記録からも、彼女の異常性がうかがえる。
タナトスの大襲撃以前、錬成術師の多くは技術開発職、研究職という認識が強く、 一部の特殊な人間、組織を除けば錬成術が戦闘分野に用いられることはほとんどなかった。 そんな中、アルケミーの片隅で進められていた都市防衛に錬成術を組み込み効率を高めるという試験的なカリキュラムに梢を始め、 彼女の同期達は参加していた。大襲撃発生時、彼女たちは即戦力として駆り出され、数々の戦場へと向かうことになる。 そこに地獄のような光景が待ち受けていると、ほとんどの者は想像すら出来ていなかった。
空の歴史が始まって二百年の間、ヘルメスという管理者の庇護もあり、一部例外はありつつも、ほとんどの空中都市は平穏に文化を築き、秩序を維持してきた、 しかしタナトス襲撃に際し、その平和が足を引いた。 人々は闘争を忘れ、突然の襲撃者に反抗の術を持たずに蹂躙された。 時間が経つほどに被害の範囲は広がり、犠牲者の数は爆発的に増加していった。 そんな中、希少な戦技錬成術師であった梢たちは資源輸送用の高速飛空艇を利用し各地に出撃ーー しかし、まだ未熟だった多くの錬成術師が、結果として命を落とすこととなった。
導守梢から一部の記憶を保持したまま分離し、独立した思考を持つ特殊エナジー体である『彼女』には、明確に終わりが見えている。 内包したエナジーが尽きた時、彼女は何も残すことなく消えてゆく。 だが、それに対し彼女は自身ですら驚くほどに不安を感じていなかった。 その胸を満たすのは、十年という時間の先に生きる人々の笑顔、それに囲まれた未来の自分に対する驚きと安堵、そして僅かばかりの嫉妬。 自分は偽りの存在だけれど、せめて今この光景を偽りの心に焼き付けて消えていこうーー 彼女は人知れず笑みを浮かべた。
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お ね え さ ん き ゃ ら だ い す き で す -- 2017-12-10 (日) 13:11:56
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