天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『ホウオウイン・サク』。
元老院第三位、輝星院家の分家である鳳凰院家の当主。
当主という肩書きを持ってはいるものの、鳳凰院家の人間は彼女を残して５年前の屋敷に侵入した強盗の手で殺害されている。
その犯人は今に至るまで判明しておらず、生き残った彼女は以来、犯人を見つけることに執着している。

鳳凰院家の人間は、咲を除き五年前に命を落としている。
その為、咲は若くして当主とし、さまざまな重責を背負うこととなった。
そんな彼女の支援を積極的に行ったのが、本家である輝星院家の次期当主、輝星院アルネだった。
辛い時期に手を差し伸べてくれたアルネに対し、咲は深く感謝しており、彼女のことを『姫』と敬っているのだが、
アルネ本人はそんな呼称は大仰だと止めさせようとしている。

咲にとって、この年の春節は一つの区切りでもあった。
鳳凰院家は古くからアルケミーにおける興行の管理も行っていたが、
一族が咲ひとりになってしまった最近では本家の輝星院家に頼り切りになっていた。
だが今回、春節の興行管理は終始、咲が主導で行い、無事に開催された。助けられてばかりではない、
きちんと鳳凰院家は自分が支えていける――成果をもって、彼女はその身に比べれば大きすぎるほどの覚悟と矜持を示すのだった。

五年前、咲の家族は彼女ひとりを残して何者かに命を奪われた。
生き残った彼女の胸に宿ったのは、余りにも大きすぎる復讐心。
普段は冷静な表情の裏に隠れているが、彼女にとっての復讐とは、その命を捨ててでも果たさなくてはならない宿願。
事実、彼女の力の源はその復讐心と命そのものである。
彼女のエナジー侵食は、その心臓に宿る『種』として発現している。
そして、その種は復讐が果たされた瞬間に花開き彼女の心臓を破壊する。