※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬■術師『応竜』。 四瑞『応竜』の名が最初に轟いたのは、終末戦と呼ばれた世界規模の争いの、とある戦場の一つ。 生まれつき規格外の才覚を有する超越者に『星の欠片』を与え存在の位階を押し上げる。 そんな実験の二例目の成功体として、彼女は国と国が総力で争う場に舞い降りた。 決して相容れなかった二国は彼女の言葉と行いを前に、初めて歩み寄り、手を取り合ったという。 そうして――人の命を飲み込むように戦場で暴れ狂う竜へと、共に立ち向かい、共に滅んでいった。
『彼女』にとって、愛とはありふれたものだった。 自分を生むために亡くなった母も、自分にわずかな食料を委ね飢えながら命を落とした老人たちも、 そして貴重な薬を自分に与えたことで己が病を癒せず息を引き取った乳母の女性も、皆が愛情を注いでくれた。 だから彼女は、すべての『家族』を失っても涙を流しはしなかった。 彼ら、彼女らの愛情はこの身の髄にまでまで宿っているのだから。その愛を何よりも大切に抱きしめながら歩いていこう。 そして叶うことならば、受けた愛情の分だけ、誰かを愛そう。 そう誓いながら。
人の愛を誰よりも知り、人の輝きを誰よりも信じる彼女が世界を渡り歩く中で見たのは、人の様々な狂気だった。 それでも彼女は絶望などしない。 自分にとって至上の輝きがあるように、他者にも信じる輝きがあるだけの話だから。 誰かを傷つける為であっても鍛え上げたその力は素晴らしい、誰かを恨み続けることにも信念は必要だからその想いは素晴らしい、 略奪に生きるものは憎しみを浴びても悪の道を突き進む強さを持つから素晴らしい。 その素晴らしさをもっと見せて、受け入れさせて、愛させてくれ――終わりゆく世界でも、彼女は愛を謳い続けた。
彼女は飢えを感じていた。 誰も彼もが素晴らしい、この世界にいきる人に無価値なものなど一人として存在しない。 その一つ一つに貴い輝きが宿っている。 だが、それでも……足りない。 いつか遠い昔にこの心を満たしてくれた優しい輝きほど、あるいはそれ以上に己を満たしてくれるものは未だ見つからない。 もっと、もっと輝いて、私の心を照らし満たし震わせてほしい。 自分が看取った乳母は最後に満足した様子で逝った。 あの時、彼女がどうしてあんな笑顔を浮かべていたのか、この心が満たされた時に、自分はきっと理解することができると信じているから。
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