※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
古参の錬成術師でありながらも、十年前の大襲撃以降、精神的な問題を抱えて一線を退いている。 しかし、その実力は確かであり、十年前は広域観測および制圧能力に秀でた成績を誇り、 当時試験的に開始されていた都市警護カリキュラムにおいては特待生として迎えられ、大きな期待を寄せられていた。 当時彼女が記したいくつかの論文は高い評価を得て、現在も都市防衛の手順に組み込まれ成果をあげている。
十年前の大襲撃に際し、タナトスと戦える錬成術師は決して多くなかった。 当時、錬成術師の多くは研究分野へ進むことが多く、戦技の道を志す者は多くなかった。 その為、当時の都市警護カリキュラムに属していた祥子をはじめとした少数の錬成術師に大きな重圧がかかる結果となった。 明るく人見知りしない性格の祥子は友人が多くいたが、大襲撃でその多くが命を落とし、その死に際は祥子の心に深い傷を残すこととなった。
一年に一度行われる鎮魂祭。それは、十年前の大襲撃で命を落とした錬成術師たちをはじめ、タナトスとの戦いで失われていった命を弔うために始まった儀式である。 普段は酒を煽り夢の中を揺蕩う祥子だが、この日ばかりは自ら外に出て、鎮魂祭へと参加する。 過去、散っていった友人たちを想い、胸の奥に刺すような痛みを感じ、それをごまかすように、祥子は幾度も酒を煽る。
祥子は今でも時折、十年前の大襲撃を夢見る。突如として現れた謎の敵に立ち向かう恐怖と、初めての実践に対する怯え。 目の前で友人が命を散らしていく絶望。飛び散る血液、転がる臓腑、むせ返るほどの死の匂い。 夢から飛び起き、胃の中身など空っぽなのに何度も嘔吐き、胃液すら出なくなったところで、現実から逃げるかのように酒に手を伸ばす。 祥子は誰よりも優しく、人を想うことのできる人間だった。だからこそ、その心は傷つき、ひしゃげ、触れれば砕けてしまいそうなほどに、ひび割れてしまっている。
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