※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 ※LS2の解放に解放結晶を1個消費します。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
開放都市の臨時議会『レメゲトン』で外交官を務めるエル は、アルケミーで行われる月見会に招待される。単なる植 民地であれば、一都市として来賓の扱いなど受けるはずが なかった。それはエルの弛まぬ外交努力の成果であり、肥 沃な大地を持つ故郷の『地位の向上』に外ならない。ひと つの達成感を得て見上げた月は、故郷の衛星と同じように 、眩く輝いていた。そして、背後からかかる大好きな男性 の優しい声は、きっとエルへのご褒美に違いない--彼女 はそう信じて、期待と共に振り返った。
タナトスの支配から解放された時、エルの心を満たす慕情 は、開放都市を救った英雄が持つ『偽りなき善性』に向け られていた。だからこそ、故郷の為に英雄の価値を利用す る事や打算的な気持ちを持つことが出来た。しかし、彼と 同じ戦場に立ち、目にした『欲張りにすべてを救う男の姿 』に、エルはいつしか強く心を引かれるようになある。英 雄の『人間性』を愛してしまった今、彼女はもう、彼を利 用したり、裏切ることはない。それはエルの愛する男に『 魂の名前』を捧げたことが証明している。
エルはいつか、愛する男と住む世界が分かれることを覚悟 している。開放都市がヘルメスから尊重されるにつれて、 彼女はより故郷の貴族という立場に縛られはじめる。そう なれば、彼女の活動拠点はアルケミーではなく、治めるべ き民の住む異世界へと移り変わっていくだろう。手慰みに 目を落とした『かぐや姫』という童話の絵本を読みながら 、エルはひとつ、涙を落とす。いっそ月へと攫ってしまいた い--その願望は決して果たされることなく、彼女の小さ な心の中で消えていった。
幼い頃、故郷がタナトスに敗北する瞬間を目にしたエル は、戦うには幼すぎた自分に失望し、力を得た後は強迫観 念に似た『復権欲求』に支配されていた。しかし、戦争と 敗北が残した彼女の心の傷は、姉との再会や新たなる出会 いによって癒されていく。彼女の生まれた故郷『ムルの領 地』は戦後の民を慰撫し、希望を与える優しい貴族が治め ていた。その末裔であるエルにはサタナキアの民が望むの は、新たなる闘争の指揮ではなく、『ただ幸せな日々』を 招くこと。そのことに気づいた時、エルは今度こそ、幼き 日に望んだ『英雄の力』を手に入れる。
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