天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『シデン・アキ』。
生まれつきエナジーの受容体に異常を抱えている彼女はエナジーを取り込むことで加速度的にエナジー浸食を進行させてしまう。
しかし、現在の世界においてエナジーとは最もありふれたエネルギー資源であり、大気中にも少なからず漂っているものだ。
つまり彼女は日常的にエナジー浸食の進行に耐えなくてはならず、その心身にかかる負担は創造を絶するものだろう。

戦技錬成術師評価C。
エナジー受容体の異常により、錬成術師適性は既にA評価を超えているものの、
エナジー浸食を恐れ力を制限していることで総合面ではこの評価に留まる。
彼女の気持ちは十二分に理解できる。彼女はエナジーを使うほどに激痛に苛まれ、肉体の各機能にも支障を及ぼしてしまう。
そんな状況で力を振り絞ることができる者がどれほどいるか。
それでも彼女が戦うのは、戦いの中で自分の特異体質を改善する術を見つける為のようだ。
願わくば、特異錬成術師による異世界調査でその手がかりが見つかればいいのだが。

戦技錬成術師評価B。
エナジーは空中都市運用の為に不可欠なエネルギー資源であり、余剰エナジーは大気に溶け出している。
その為、現在人の生存圏でエナジーが偏在しない場所は存在しないと言えるだろう。
それはつまり、紫電アキにとって世界中が毒で満たされているということに他ならない。
エナジーの活性化を抑える薬品を常に接種することである程度の緩和が可能とは言え、
彼女にとってそれは苦しみを悪戯に引き伸ばしているだけなのかもしれない。
事実、彼女の力は抑えきれず、徐々に大きく膨れ上がり、彼女の押しつぶさんとしているのだから。

戦技錬成術師評価A。
異常体質によるエナジーの超活性化と、錬成術の出力増大は、
もはやどれほど抑えようとも並みの錬成術師では足元にも及ばないほどの力を彼女に押し付ける。
それと伴うエナジー浸食は、既にいつ『限界』を迎えてもおかしくない。
だが、限界線で彼女が踏みとどまることが出来ているのは、論理的ではないが、
彼女の生きることへの執念があるからこそなのだろう。
彼女の生きる一瞬一瞬が、まさに人の想いが生み出す奇跡に他ならないのだ。
そんな彼女を救う術を見つけることが出来ない自分に、不甲斐なさと苛立ちばかりが募る。

戦技錬成術師評価S。秘匿名『瞬光』。
今この時、生きている一瞬が何にも代えがたい輝きである－－正しく、これほどまでに彼女に相応しい名は無いだろう。
彼女自身は、一瞬の光という言葉は気に食わない様子だったが、
私は一瞬一瞬を重ねていくことで彼女が他の誰よりも眩い光になれると確信している。
上位統制局直轄となるため今後関わる機会は減ってしまうだろうが、個人的に、彼女の未来を見守っていたい。
いつか、その名を彼女自身が誇りに感じられる日がくればいい。そう思わずにいられない。