※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
練成術師登録名『フキヌキ・ツムギ』。練成術師のみで構 成される警護組織「モルスの杯」に所属し、主に燦納陽菜 とペアを組んで行動している。猪突猛進で派手な戦い方を 好むパートナーとは対照的に、双拳双脚を用いた近接格闘 による対人戦を得意としており、状況次第ではあるがその 実力は組織内でもトップフラス。普通に仕事をこなしてい れば組織の看板にもなれるのだが、パートナーが問題児の せいでいつも割を食っている--と言うのは外からの見方 であり、本人はむしろ今のペアの形に非常に満足げ。
吹貫紬は悠久都市の名家である「月之宮家」に代々仕えて きた武門の家に生まれた。尊敬できる両親と、そして強く 優しい姉と共に日々研鑽を重ねていた彼女は、将来が明る いものだと信じていた。だが、ある日、月之宮家へと侵入 した賊との闘争の中で家族は彼女を残し、あっけなく命を 落としてしまった。悲劇にすらならない無情な結末に、彼 女は思い知った。強さも、幸せも、どんなものだって積み 上げれば積み上げるほどに、崩れて落下した時の絶望が深 く色濃くなるのだと。
紬は時々、どこまでも続く暗闇を落下していく夢を見る。 重力に引っ張られ、底の見えないどこかへと落ちていく恐 怖、そして墜落した自分の姿--をれを想像して心の芯が 凍える感覚と共に目を覚ます。いるか、どこかで、自分の 足元が唐突に失われるのではないか。彼女はそんな漠然と した不安を抱えて日々を過ごしている。だからこそ、彼女 はパートナーである燦納陽菜に依存する。どこまでも真っ すぐで、不安などまるでない様子で自分の道を突き進む彼 女の後についていけば、すくなくともそこは、踏み固めら れた道に違いないのだから。
より大きな力を求め、遥かなる高みへと……紬は自らのパ ートナーである燦納陽菜のそんな渇望に羨望と恐怖を覚え る。高ければ高いほど、墜落した時の絶望は深くなる。紬 の心はそんな不安感に囚われ、空へはばたく翼を動かせず にいる。だからこそ、懸命にはばたこうとする陽菜が羨ま しく……陽菜の傍にいれば、まるで自分も同じように高く へ飛び立てているよう錯覚できてしまうから、傍を離れる ことができない。いつか陽菜が墜落する時には自分も共に 落ち無残な姿を晒すのだろうと恐怖しながら、紬は陽菜へ 依存することをやめられずにいる。
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