※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
ある実験の末、身体が崩れ、心は溶けて、麻衣は自分の存在を失いかけた。 それを救ったのは身体に宿り魂を分けた”彼女”だった。彼女は己の全てを捧げることで麻衣を闇の底から引き上げ、”夜代麻衣”として再誕させた。 その時、麻衣の手には『二つの心で一人だから、いつまでも一緒だ』と誓ったペアネックレスが握 られていた。二度と魂の双子である姉とは会えない ──そう涙したあの日が間違いだったと今なら言える。彼女の魂も想いも、自分が受け継ぎ、ひとつになっただけなのだから。
多くの命、愛する存在を犠牲に生を得た自分の全ては、人々を守る為に使わなくてはならない──ずっとそう思い込んで、己自身を顧みていなかった。 自分を捨てて他者の想いに殉じる、そんなことは誰も望んでいなかった気付けたのは、大切な人たちの導きがあったから。 そして、そんな素晴らしい人たちに認められ、支えられた自分の価値を全ての人に認めさせたいという想いが、今の彼女の全て。 柄にもなく祭りの仮装に心弾ませるのも、大好きな人たちに褒めてもらいたいという、そんな気持ちがあるから。
『人を救うなら、まず自分が幸せでなければダメよ?』──いつか、憧れた人から告げられた言葉を思い出した麻衣は、胸を張って今の自分が幸せだと答えることができる。 愛する存在が自分を支え、生かしてくれた。憧れの人に寄り添って生きていける。そして……傍らにいるだけで胸が暖かくなる素敵な人もいる。 心を満たす幸福は、麻衣にとって何よりの祝福だった。夜に輝く星々のような幾つもの尊い祈りを抱き、その星光で誰かを照らし導くために、麻衣は生を謳歌する。
自分が生きるために犠牲となった人の名前も声も、何もかもを認識できなくなる。 それが自分の浸食症状だった。けれど、自分を生かしてくれた全ての存在は、自分と共に──ひとつとなって在るのだと気づいた時、麻衣はその呪いを乗り越えた。 他人ではなく自分自身のことだから、自分はもう己を見失わないから……今なら思い出せる。 皆の名前も、声も、笑顔まで。ふと前を見れば憧れの『女性』と大切な『男性』の姿がある。 ふたりを支え、共にある。それこそが、今の麻衣の一番の願いだった。
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編集おつです -- 2017-11-02 (木) 03:40:06
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