天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

練成術師登録名『アカリ』。タナトスによる調整を受けた 形跡がないにもかかわらず、
強力無比なエナジー受容体を有していることが判明している暴走錬金術師。
戸籍情報が存在せず、十年前のタナトスの大襲撃で鹵獲されたと断定され、
現在は元老院第六席空之家の次期当主によって保護されている。

空之明莉――元老院第六席当主の肉と特異練成術師の血が、アカリの原材料です。
おじい様の研究の被検体となる為、クロエ様の協力の元に設計されました。
普段の業務は、光莉お姉様のお仕事の補助と、煩わしい元老院関連の連絡に対して代理返信すること…… 気軽に生み出されたこの命は人形と変わりません。
しかし、そうして作られた存在の中でも、正直、アカリは恵まれていると思います。
お母様と同じ顔をしていることで、光莉お姉様を悲しませ続けるだけ。それ以外に、辛いことは存在しませんから。

特異錬成術師の性質を受け入れる為の交配実験の前例は、少なからずあります。その全てが失敗と言って過言ではないでしょう。
望む力はクローン体に宿らず、器としても不適格。例にもれず、アカリもまた、失敗作です。
しかし、それ故に自由が与えられ、彼をお兄様と呼ぶことを許して貰えている。
いつからでしょうか、アカリはおじい様の実験が失敗したことを少なからず喜んでいました…自分の変化に驚きを禁じえません。

■■■■の権能を受け入れる実験が失敗し、この身体はもうすぐ死にます。
新しい身体は完成しているので、これまでと同じように不安はありません。
これから先も、この身は幾度も死を経験し、記憶を新しい個体に引き継ぎます。不安など、後悔など、あるはずがありません。
なのに……このアカリが死んで、新しいアカリがお兄様と出会う光景を想像すると、泣いてしまうのです――……ばかみたい。
すきって、ちゃんといっておけばよかった。