天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『クグミヤ・レン』。年齢に不釣り合いな
ほど冷静沈着でクールな性格。幼い頃から導年代の子供よ
り落ち着いており、昔馴染みの友人ですら、彼女が動揺し
た姿を見たことがない。効率至上主義者であり、彼女の中
では自分にとって効率のいい行動パターンが決まってい
る。効率のいい覚え方と学び方を熟知している彼女は、学
生時代から座学も実習も優秀な成績を残しており、その姿
勢は特異錬成術師の元で戦っている今も変わらない。効率
性故か、与えられた仕事を正確にこなすと一人で帰ってし
まうが、実は特別人間嫌いというわけではない。

日々短時間で正確に仕事をこなす姿は一見、真面目なよう
に見えるが、蓮は生真面目というわけではない。正規のル
ートよりも効率がいいと判断したならば、躊躇なくルール
違反もする効率至上主義者。その性質が著しく表れている
のが、彼女の普段の服装。身に纏うものは、自分が動きや
すく楽であるということを第一に考えて選んでおり、どん
な場所でもラフな格好で現れる。彼女の中に自分を着飾る
という概念はない。当然、蓮のルール違反を批判する者も
いるが、どんなことを言われても実力と結果で見返すだけ
の強さを彼女は持っていた。

蓮はタナトスとの戦闘の最中、大切な親友を守れなかった
過去がある。当時、剣を使っていた蓮は、親友が窮地に陥
った際、折れた武装を再錬成しており、咄嗟に反応できな
かった。命に別状はなかったものの、未だ昏睡状態にある
親友の姿は蓮の心に深い傷を刻み、この戦闘をきっかけに
武器がなければ戦えないのは非効率だと考えるようになっ
た。それ以来、蓮は己の肉体のみで戦えるよう、錬成武装
を手甲へと変え、徹底した効率主義者になった。すべては
目の前で、誰にも傷ついてほしくないから。不器用な優し
さを胸に、蓮は日夜自らを鍛え抜いている。

特異錬成術師と過ごす日々は、効率主義の蓮から見ると無
駄ばかりだが、なぜか心穏やかでいられた。いつしかその
心は徐々に解けていき、彼と、彼の周囲にいる仲間を守り
たいと思いはじめた。しかし、効率とは最小の燃費で最大
の効果をもたらすこと――目に映るすべてを守るという行
為は、蓮にとって膨大な力を使用することになる。それで
も願いを貫こうとした結果、行使するエナジーは彼女の限
界を超え、手甲はその一撃に味方すら巻き込むほど巨大化
する。力を振るうほど被害が増える、効率とは真逆の現実
に、蓮は終わりなき葛藤を抱くことになった。