天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

異界資源『Vita-sexualis』。機械都市で情婦の役割を持つ
『ノウェム・アミークラ』が、同型機である『Sexualis-
type6』の破棄素体を回収し、現在稼働しているラブドー
ルに不足している要素を押し付けて再設計した生体アンド
ロイド。人間への愛情を際限なく強化された人工知能は、
何故か特異錬成術師と肌が接触すると過呼吸を引き起こ
し、その他の男性と一定時間以上会話すると緩やかに生命
活動を停止しようとする。現在、自治会はウィタの幼げな
外見と生命の危機を理由に、彼女の保護方針を連日にかけ
て議論している。

『完全なる終焉装置』は人間を正しく管理する為に人の心
を求め、人の心の痛みを知ることで殺された。破綻した人
間の進化実験プログラムを実行し続けた彼女は、二百人の
実験体をクローンを七代に渡って殺し続け、支配に抗う英
雄的な魂に対しては苛烈な処刑を心無く繰り返した。それ
は、すべて人間が命令したものであり、機械は永延と命令
を実行し続けるだけの存在でしかない。しかし、人の心を
学習した彼女の心は、その罪深さに耐えることが出来なか
った。そして、自己崩壊の末に消えてしまいそうになった
瞬間――機械の"一人"がその手を掴んだ。

機械の中で最初に人間の心を学習した『ノウェム』は、第
四世界の人間に地獄を与えた終焉装置を決して赦さず、継
続的に小さな罰を与え続けている。今回も、アルケミーに
持ち出された彼女に用意された白衣と学生水着、ニーソッ
クスと猫耳インターフェースを合わせた滑稽な専用衣装
は、人間様に嘲笑されるべく用意された罰のひとつである
――ノウェムから衣装の説明を受けた時、彼女は『のうぇ
むはあたまおかしい』と思った。それでも、自分を救おう
とするノウェムに純粋な好意を向けることを抑えられない
彼女は、無力に涙を流すことしかできなかった。

異界資源『Deus ex machina』。第四異世界にて人間を管
理していた『終焉装置』の崩壊した人格プログラムのバッ
クアップデータをインストールした生体アンドロイド。機
械が初めて獲得した心である『人間の苦しみと恨みの全て
』を学習した彼女の人工知能は、自責の念により自己崩壊
を引き起こし、断続的に精神的苦痛を受けなければ生命維
持機能が緩やかに停止してしまう状態となっている。それ
は、終焉装置が自らに課した『終身刑一処』のひとつの形
であり、無知に狂わされた機械が自分へ課した戒めにし
て、悲痛な懺悔の方法だった。