※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 ※LS2の解放に解放結晶を1個消費します。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
現在の火能美優の能力は、彼女のこれまでの成績や本来の 適正からは説明できない領域にある。聖炎都市の訓練支局 で記録された能力値も、アルケミーの所属となった彼女の 戦績も、最初は"ただの優秀な錬成術師"だった。しかし、 特異錬成術師がアルケミーを訪れ行動を共にするようにな ってから彼女の能力値は説明のつかない飛躍を見せること になる。今のアルケミーの技術ではそれを理論立てて説明 することはできない。だが、時に錬成術師が理論を越えた 力を発揮する例は過去にいくらでもある。今日も彼女は、 昨日より強くなる。彼の為に。
クリスマスも間近に迫るある日、美優のもとに思いもしな い知らせが届いた。七大都市には、属都市までを含めた所 属錬成術師を統括する錬成術師の座が存在する。都市の象 徴として大きな責任を負う故に、誰からも相応しいと認め られる者がいなければ空座になることも珍しくない――― それどころかこの二百年で空座の期間の方が長く、聖炎都 市も二十年以上その座には誰も座っていなかった。美優に 届いたのは、そんな都市と同じく『聖炎』という冠名を与 えられる総代錬成術師に立候補する権利を認めるという通 知だった。
聖炎都市、総代錬成術師『聖炎』。歴史上、その座につい た錬成術師は三人しかいない。ヘルメスは美優に四人目に なる可能性を提示した。美優が望めば『聖炎』の候補者と して特別な階級を与えられ聖炎都市へ配属され、そこで実 力と人格を都市の錬成術師や住民に示す機会を与えられ る。そして人々に認められた時に歴代四人目の総代とな る。他ならぬ自分が故郷を守る剣となれる。施設の妹た ち、弟たち、たくさんの家族、その笑顔を想えばどうした って美優の心は揺れてしまう。彼と共に行くと、彼のため の剣であると、そう誓ったはずなのに。
名誉ある聖炎都市総代錬成術師『聖炎』に相応しい。ヘル メスが美優のことをそのように認めた。けれど美優はそれ を純粋に喜ぶことはできなかった。総代錬成術師となれ ば、当然、自分が統括する都市を離れることも難しくな る。それは"彼"と違う道を行くということに他ならない。 彼との未来を願う自分、故郷のためになにかをしたいと願 う自分――複雑な感情が胸中で渦巻く。それを美優は誰に も、"彼"にすら打ち明けられずにいた。自分の迷いを知ら れたくなくて……なにより『その道を選んでもいい』と言 われたらと考えると、怖くて。
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