※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 ※LS2の解放に解放結晶を1個消費します。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬金術師登録名『リーフ・ラズィーズ』。天才双子パティスリー、ラズィーズ姉妹の姉。 活発で天真爛漫な姿から、彼女が繊細な技術を持ったパティスリーと想像出来る者はそうはいない。 だが、彼女は間違いなく、ヘルメスからウィルトゥース文化勲章を授与された最高のパティスリーの片割れであり、 特に奇想天外なお菓子を作り万人を魅了して止まない『スイーツの魔法使い』である。
リーフは『スイーツの魔法使い』と呼ばれている。 それは誰も思いつきもしなかった独創的な料理を作り出すこともあるが、それ以上に、彼女の演出力が最大の所以でもある。 スイーツを口にする者にとって、もっとも楽しい時間を。 その為ならば時に最高の音楽を奏でる楽団を呼び出し、時にアイドルの舞台を目の前にしたりと、奇想天外なことも実現させる。 誰にとっても最高の時間を約束する……そんな彼女が目指す『幸せのお菓子』とは、一体どのようなものなのか。
彼女たちが幼いころに両親は事故で亡くなった。 だが、リーフだけは知っている。彼女たちを同じくパティシエだった父は、お菓子作りに対し強い情熱を抱いていた。 だが、行き過ぎた熱はいつしか執念へと姿を変え、彼の心を狂わせた。どれだけ努力しても、繰り返しても、目指すべき高みに届かない。 家族を笑顔にするケーキを作るのが好きだった父の姿は消え、至らぬ自分への怒りに染まり、ついには自分自身を許せず、全てを――命まで投げ出そうとして、それを必死に止める母もろとも……。 幸せと不幸は紙一重、彼女はそれを、よく知っている。
幸せが大きければ大きいほどに、不幸は大きくなる。 大きく実り熟れた果実が、地に落ち破裂し飛び散るように……だから、いつか自分の幸せもいつか壊れてしまうのだろうと、リーフは心のどこかで諦めを抱いている。 そして……だから彼女は、甘いお菓子に込めてしまうのだ、不幸の味わいを。 心が狂い始めた彼女のお菓子を口にした者は幸福感の後に得体のしれない絶望感に包まれる。 それは、彼女が作るお菓子が甘ければ甘いほどに、より大きな絶望感になるが……人は、一度知ってしまった幸せの味が忘れられず、また彼女のお菓子を求める。
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