※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
火能美優は孤児院で育ち、 その面倒見の良さからお祭りのときはいつも年少の子供たちの引率として施設の大人たちに頼られていた。 そんな彼女が唯一、無邪気にお祭りを楽しめたのは、施設の門限が過ぎた後、 こっそり幼馴染と一緒に抜け出して二人だけでお祭りを回る時だけだった。
子供の頃から毎年、祭りに主人公と一緒に参加していたが、 アルケミストの才覚に目覚めアルケミーに来てからはそんな機会もなくなってしまった。 しかし、主人公がアルケミーに招聘されたことで今年は一緒に祭りに参加できると分かり、内心では喜んでいる。 そんな楽しみを、突然現れたタナトスに邪魔された時、彼女は怒りと共に簪から『ラーヴァツィールデ』を錬成する。
アルケミストとして戦うことで、体の内に蓄積しつづけるエナジー。 それは着実に、美優を蝕んでいる。 『闘争心を刺激される』という浸食症状は他のアルケミストと比べれば軽く見られがちだが、生活の一場面、 あるいは大切な人の隣にいる幸せな瞬間です ら、不意に破壊衝動はこみ上げる。 それでも彼女は自分の心を押し隠し、笑顔を浮かべる。 このかけがえのない時間を、曇らせたくはないから。
燃え盛る炎はいずれ全てを灰に変える。 彼女の胸を満たしていく闘争心も、いつか彼女の想いの一片まで焼き尽くしてしまう。 その日が来るまで、彼女は大切な幼馴染の隣で可憐な笑みを浮かべる。 限られた未来だからこそ、彼女は後悔のないように生き、そして彼の心の中に残り続ける想い出でありたいと願う。 そんな儚い祈りを胸に、彼女は今日も破滅の焔を心に宿す。
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