天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『ユウェル・パレード』。
資源の錬成加工・建造物の錬成に長け、同分野の博士号を与えられた錬成術師。
彼女はその建築技術により世界有数の資産家として、主に異世界で獲得された資源の鑑定や、異界資源による空中都市の拡張を手掛けている。
散財癖のきらいがあり、アルケミー内の祭事で用意される即興の建造物には、彼女が利益を度外視して生み出したものが数多く存在する。

ユウェルは黄金を初めとするレアメタルの錬成技術を持つ有数の錬成術師である。
経済崩壊を危惧したヘルメスによって貴金属・宝石類の錬成は禁じられているが、彼女が遊び半分で宝石や貴金属を錬成しては爆発させて証拠を隠滅している。
中でも『ユウェル・メイシュ』と名付けられた宝石の錬成武装は、雷のエナジーによって粒子加速・プラズマを発生させ高い戦果を生み出している。
一応、資産家としての彼女が築き上げた富には違法錬成で得たものは一切含まれていない為、違法錬成によって宝石を生み出す行為も半ば黙認されている。

ユウェルが造形学・建築学に傾倒するきかっけとなったのは、幼少期に見た『完璧なる宝石彫像』だった。その後、彼女は宝石加工から建築学まで、
ありとあらゆる人工物への知識を無造作に求めるようになる。彼女の求める理想の彫像には、この世界にある素材では到達できない。
その為、彼女は危険な異世界探索に同行し、異世界資源の鑑定を願い出た。
しかし、建築家として比肩する者がいない高みに到達して尚、彼女の心の中に残る『完璧』には至っていない。

エナジー侵食によってユウェルの『完璧』への執着は暴走し、完成に至れない自分への失望はいつしか破滅願望へと変異する。
完璧を作り上げられないのは自分が価値のない人間だから――
逃避に傾倒した思考は、自己を含むすべての価値のあるものを崩して無価値とすることに安堵と快楽を生み出す。
やがてその行為はエスカレートし、彼女は自分の大切なものを一つずつ、確実に崩していく。
そして、最後に彼女の手元に残ったものは……。