天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『サラス・ポリヒムニア』。団員は少数ながら世界有数の実力を持つ『カーヤ楽団』の団長。
団員からはマスコットのように可愛がられることが多いが、目立ちたがり屋で大胆な性格がいい方向に働き、
団長としての職務を果たしている。
小柄なことを気にしており、その分、態度を大きく見せている。

実質的に団を率いるサラスだが、決して自分を団長とはしなかった。
その理由は、団の結成を約束した際に中心となった人物――サラスの妹『カーヤ』の死に起因する。
『カーヤ楽団』には今でも『指揮者』が存在せず、主要メンバーである『カノン』『ルェイリー』もこれに異を唱えることはない。
彼女たちは４人で団を育て上げ、今、その頂点に立とうとしている。

誰もが音を楽しみ、笑い合う世界を作りたい。それが、サラスの妹の夢だった。
彼女は愚直にその夢を叶えるため、至上の音楽を仲間と共に育て上げてきた。
それを阻むものは、たとえ強大な敵ですら打倒してみせる。
強い意思を込めた勇猛なる巨砲『マルテリア・カンティクム』は、サラスの意思に呼応して、
音波による超振動を引き起こす。
彼女の前ではあらゆる装甲が意味を成さず、霧となって塵へと消え行く。

戦闘への参加によって許容量を超えたエナジー浸食は、サラスの音楽に異常を引き起こした。
彼女単体での演奏は人類全てを魅了する至上の音色となるが、それは他のすべての音を呑み込み、不協和音へと変貌させる。
誰かと共に音を楽しむ……そんなサラスの幸せは消え失せ、孤独な演奏のみが残る。
しかし、彼女が悲しむことはない。
浸食されたサラスの精神は既に人との調和を忘れ、ただひたすら、存在しない妹に音を届けることに執心しているのだから――。