※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 複数属性ユニットの仕様について
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
元老院直属の『四瑞』が『麒麟』の号を授けられた錬成術 師。その彼女が、バカンスに参加する……そう聞くと奇異 に感じるが、彼女の性格を考えると別に不思議なことでは なかった。元々理詰めに考えるたちで、張り詰めた弓は切 れやすいということを実感として理解していたため、肉体 的だけではなく精神的なリフレッシュも重要だと考えてい た。バカンスの招待状が届いた時点で参加するつもりだっ たし、特異錬成術師の護衛任務でもあると聞けば、拒否す る理由などなかった。
むしろ彼女は今回のバカンスに乗り気ですらあった。任務 でもあることは理解していたが、建前としてはあくまでも バカンスだ。浜辺で海を眺めてのんびりする時間くらいは あるだろうし、なにより今回は霊亀や応竜に強制されての 任務ではない。かりそめの自由と言われても、自分で参加 するかしないか決めることが出来た任務だということが、 彼女の心を軽くしていた。逆にいえば、そんなことすら嬉 しく感じてしまうほどに■から強制される■は■だった。
少し遅れて参加することになったバカンスは予想以上に物 騒ではあったが、普段参加している任務や作戦に比べれば 物足りなく感じる程度のものだった。護衛任務が一区切り ついた彼女は、リゾート地になる予定の島の散策に出かけ た。青い空に光を反射してきらきらと輝く海、そして染み 渡るような静けさ。普段戦いに明け暮れている彼女ですら も心が安らぎバカンスの良さを理解出来るほどに、そこに は穏やかかで美しいありのままの自然があった。
ふとこの静かで穏やかな世界が、自分が目指している世界 なのかもしれないという考えが頭をよぎる。誰にも悲しみ など背負わせない世界を作るために戦い続けている彼女だ ったが、それがどんな世界なのかはわからない--もしく は、わからなくなってしまっていた。誰もが先の心配をせ ず、こんな風に余暇を楽しむことが出来る世界、それが実 現出来ればそこで暮らす皆に笑顔が戻ることだろう。自分 の原点を見つめ直すことが出来たと言うことで、今回のバ カンスは彼女にとって有意義なものとなった。
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