※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
3周年記念イベント「咎闇に沈みし疑獄の静寂」の報酬ユニット
※ネタバレ注意
突如として特異錬成術師に下った寂静都市の視察の命令。 鎖国状態にある寂静については詳しい情報がなく、導守梢 は危険性を指摘するが、その言葉が聞き入れられることは なく、視察は実行されることとなった。必要なのは寂静都 市に詳しく、戦力としても扱える人物……特異錬成術師の 身の安全を確保するために、選択肢は残っていなかった。 苦々しい顔の梢に協力を依頼されたエリザベートは『ヘル メスの制服を一着譲ること』を条件にその依頼を受ける。 そして視察当日、かつて『吸血鬼』と呼ばれた恐怖の象徴 は愛らしい改造制服にその身を包んで現れた。
寂静都市の領主が有する傭兵部隊『クルーエル』。暗殺や 殲滅、略奪といった人道を外れた任務ですら顔色を変えず に遂行する彼女たちにとっての数少ない禁句。それが『エ リザベート・ブラド』の名だった。様々な悪名を持つエリ ザベートは寂静都市においても最悪とされており、ゆえに 彼女を知る者にとって、エリザベートの姿はそれだけで恐 怖を呼び起こす。そんな最悪の鮮血乙女がヘルメスの改造 制服に身を包み古巣を訪れるなど、誰が想像できただろ う。
エリザベートの記憶に残る最初の景色は、薄暗い部屋で自 らを愉悦の表情で見下ろす研究者たちに囲まれた光景だっ た。拘束具を着けられ身動きも取れずに身体を弄繰り回さ れることに怒りはしなかった。だが、それでも自分を好き 放題に弄ぶ彼らがとても面白そうな顔をしていたから。だ から彼女は、そちら側に立つことを決めた。そしてエリザ ベートは有する力と策謀の限りを尽くし、クルーエルの幹 部となる。その在り様は、力さえあれば正しさも道理も踏 みにじることが出来る寂静都市という場所を体現したかの ようでもあった。
人らしい心を持たないエリザベートにとって、『人の心を 失う』という彼女の浸食症状は、欠片ほどの意味も成さな かった。退屈な世界で、他人という存在は自分に愉悦を与 えるための使い捨て玩具でしかない。だというのに、彼女 の中にもいつの間にか使い捨てでないものが出来ていた。 誰よりも自分を楽しませ、そして誰よりも自分の在り様を 否定する者。彼の全てが、どんな悲鳴よりも上質な美酒と なってエリザベートを満たしていく。それによって心とい う杯が溢れた時、どのような破滅が訪れるのか。エリザベ ートは、そんな未来にすら愉悦を覚えていた。
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