※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『ワコウ・カサネ』。寂静都市にて特異錬 成術師の前に現れ『先代村正』を名乗る。しかし先代村正 である和光華紗音は数年前のとある傭兵団との交戦の結 果、実の妹によって逃亡が確認されている。華紗音の妹で あり現・村正である錬成術師からは、容姿と記憶は姉のも のであっても、その性格は彼女お知る穏やかなものから一 変しているという証言が得られた。そして華紗音は穏やか な笑みの裏に静かな狂気を宿し、妹に託したはずの『餓鬼 の妖刀』である村正を欲している。
先代『和光村正』は当代村正の実の姉だった。剣の技術で は妹に及ばなかったが、深い優しさと決して折れない心の 強さを持つ彼女こそ、先祖の魂が籠る刀を担うに相応しい と、現在の村正は信じていた。だが、再び村正の前に現れ た姉は、彼女の記憶にあった優しい表情のまま、冷たい声 色で刀を返すよう要求する。それは自分のものだから。そ れがあれば、今度こそ自分はあの暗闇に沈むこともないか ら。刀と力を求めるその姿は、まさに妖刀である村正に憑 りつかれた餓鬼そのものであった。
寂静都市の掟である弱肉強食を華紗音は身をもって味わっ ている。弱者は強者に敗れ、その全てを、命すらも奪われ る。かつて村正を手にし優れた剣技を有してなお、華紗音 は奪われた。とある傭兵団との衝突の際に家族を盾にさ れ、結果、その場にいた和光の血族は華紗音を含み全員が 殺害されることになった。死の闇へと落ちていく瞬間に、 華紗音は悟る。強さを渇望する餓鬼の狂剣……代々の村正 が強さに囚われていた、その理由を。弱ければ奪われ、無 残に死を遂げるだけ。この空の残酷な真理を知った華紗音 はついに餓鬼へと文字通り生まれ変わった。
華紗音にとって、当代和光村正は憧れでもあった。自分よ り優れた剣技を持ちながらも、強さに固執することなく飄 々と流れゆく村正は清々しい風のようで、その姿を近くで 見ていたからこそ、華紗音は自らの矮小さを思い知ること もあった。だからこそ、例え現村正が望まなかったからで あっても、華紗音にとって刀を継げたことが、彼女や先祖 に誇れる唯一の事実であり……故に、全てを失くした華紗 音は再び村正を手にすることだけを渇望し続ける。そのた めに例え妹を斬ることになっても彼女の心が痛むことはな い。それこそが、餓鬼の在り様なのだから。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示