※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 複数属性ユニットの仕様について
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
_ _ ウェシル教の聖女と称えられた過去と、タナトスの洗脳に よって親しい者たちを害した過去――アセトはそのふたつ を併せ持っていた。だからこそ、聖女として、過ちを犯し た償いとして、虚構都市に対してなにかをすべきではない か。そう考える彼女を横目に、第三世界はゆっくりと変革 を遂げていく。それを知ることでさらに深く悩むアセトを 心配した親友は、近く行われるという花見会のデータを手 に、特異錬成術師へとアセトを誘ってあげてほしい頭を下 ←「ほしい頭を」は原文ママ。 げる。そんな親友に特異錬成術師は笑みを浮かべながら、 既に誘っていることを告げるのだった。
_ _ 神を失い、大地のほとんどを毒素によって覆われた第三世 界では、草花が美しく咲くことなど、ほとんどなかった。 毒によってほとんどの草木は枯れ、もしくは耐えらえたと しても、その植物が成すのは淀んだ毒を孕む実だけ。ゆえ にアセトは満開の桜並木を前にして驚きを隠せなかった。 そして、この並木が人の手によって作られたことを知らさ れ、自分たちの世界にもこのようなものが出来る日がくる のだろうかと夢想する。腐毒の晴れた森に、美しい花が咲 き誇る――それはアセトにとって、彼女が知るどんな光景 よりも美しいものだった。
_ _ アセトは使徒の中でもウェシルの力との親和性が高いがゆ えに、常に大きな責任を感じていた。その力を無駄にする ことなく、誰かのために使うこと――それが、アセトにと っての力を与えられた者として果たすべき責任だった。し かし、使徒や神の力に縋ることなく虚構の名を持つ都市は 復興を進めていく。それが他ならぬ神の望みであることを 知ったからこそ、アセトはその力を何のために使えばいい のか、その確たる答えを見つけられずにいた。
_ _ 立ち上がろうとして転倒した人が起き上がれるように。歩 き続ける人が疲れた時、その力になれるように。それは力 を持つ者の責任としてではなく、アセト・デメテルという 個人が抱く願いだった。傍から見れば、今までと変わりな いこと。しかし、アセトは胸を張ってそれでいいのだとい える。全ての人が変わらねばならないということはなく、 変わらない人もいれば、変わるべきでない人もいるのだ と。ゆえにアセトは自分の望みのままに、大切な者たちへ の心遣いを続けていく。それこそが、彼女の選んだウェシ ルから与えられた力の使い方なのだから。
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