※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
第三世界の生の神ウェシルによって選ばれ、神の欠片を与 えられた使徒でありながら、レイラはアルケミーに移籍し て以来、信仰とは無縁の生活を続けていた。夜間の外出が 趣味であることをはじめ、気ままな日々を送るレイラだ が、特にウェシルそのものと目される存在へと向けられる 言葉は、忖度やオブラートといったものが存在せず、場合 によっては辛辣とも取れるものとなっている。そのため同 じ使徒でありウェシルを崇拝する人物とは険悪である危険 性が憂慮されたが、むしろ使徒同士では友好的な関係を築 いているらしい。
使徒のひとりとして、レイラはタナトスや腐使との戦いに おいて大きな戦果をあげてきた。しかし彼女はそれを誇示 することもなく、ただ静かに夜道を歩き、今ではすっかり 常連となっていた酒屋へ足を運ぶ。そこでブランデーやウ イスキーのボトルを数本見繕い、再び夜道を歩きだす。喧 騒から離れるように小道を歩みながら、ふと人工的に再現 された夜空を見上げると、虚構の世界よりも近くに見える 月が浮かんでいた。それから正面へと戻した視線の先に、 彼女の愛した英雄の姿を見つけると、その歩みは無意識の うちに早足へと変わっていた。
ウェシルから教団の縮小と解散を命じられたとき、教徒で あるはずのレイラは動揺もせず静かにその言葉を聞いてい た。信仰や教団に執着や思い入れはなかったがゆえに、神 の意志に反対することもなく、ただ粛々とその決定に従 う。レイラにとって教団の解散は、人が神に依存すること なく、自ら立ち上がれる切っ掛け、その可能性のひとつだ った。アルケミーで生きる人々、軍部の復興監督官、そし て楽園信仰の長のように、誰もが前を向いて歩けるように なるのなら、それは喜ばしいことでしかないと思いなが ら、隣で感涙に咽ぶ使徒の言葉を聞き流していた。
虚構の民への導きは、彼女が望んだものとは違う形で、そ の世界に生きる者たちによって示されることとなる。ひた すらに前を向き、希望へと歩みを続ける姿を眺めながら、 レイラもまた自らの世界の為に自分ができることを考える ようになっていた。考慮の果てに現れたのは、民を導くの ではなく、夜空に浮かぶ月明かりのように、自立する人々 を見守りたいという思い。その願いを見出したレイラは、 かねてより楽園信仰の長から受けていた自立支援への協力 要請を快諾することとなった。
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