※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
_ _ かつて違法研究所において人として扱われることもなかっ た夜千代だったが、今では彼女を救出した錬成術師たちの 愛情を受けるなかで、少なくとも精神的な外傷については 改善されていた。一方で、その身体に刻まれた傷は未だ治 療の術が発見されておらず、痛々しい包帯は変わらず彼女 の肌を覆っている。しかし彼女はそれを苦にすることもな く、大切な人たちと歩みを進める。かつて檻に入れられて いた時とは違い、今は自分の意思で歩くことができる。自 分の大好きな人たちと手を繋ぐことができる。それだけの ことが、夜千代にとっての幸福なのだから。
_ _ あてのない旅を続けていた夜千代たちだったが、ひとまず アルケミーに腰を落ち着けていた。彼女の保護者を自称す る錬成術師は日雇いの仕事をいくつもこなすことで生活費 を稼いでいる。しかし、その給金に関して大部分を夜千代 の衣服につぎ込む悪癖があり、そのたびにまた新たな仕事 を増やすことになる。今回の特異錬成術師からのキャンプ の誘いにも、もちろん彼女たちは夜千代に新しい服を買い 揃える。それは夜千代が、過去に与えられなかった分の愛 情を示すためでもあり、同時に彼女たち自身が愛らしい夜 千代の姿を見て癒されるためでもあった。
_ _ 現在の夜千代は、特異錬成術師に対して心を開いている。 あまり他人と関わろうとしない彼女だが、彼に対しては出 会うたびに膝の上に座り、肩車をさせるなど、身体的な接 触を要求するようになっていた。だが、それでも彼女の傷 を覆い隠す包帯だけは、頑なに彼に触らせようとはしな い。なお、特異錬成術師への呼称は一般的に罵倒とされる ような単語なのだが、特異錬成術師にヒアリングしたとこ ろ「大変好ましく思っている」との返答があったため、静 観することとした。
_ _ 夜千代の周りにいる彼女の大切な人たちは、いつも夜千代 のことを大切にし、守ろうとしてくれている。その認識を 持ちながらも、彼女はこれまでそれに報いるためになにを すればいいのかが分からなかった。しかし特異錬成術師や 他者との触れ合いのなかで、自らの現在を幸福だと再認識 した夜千代は、自らが与えられたように、誰かを幸福にす べきなのだと考えるようになった。傷だらけの身体でも、 支えてくれる人がいるから。だから夜千代は迷わず、自ら の足で歩み続ける。それがきっと、大好きな『ちぃ』と『 みぃ』の幸せになるのだと信じて。
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