※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。 ※LS2の解放に解放結晶を1個消費します。 ※LB強化には覚醒の刻印【闇】が1個必要になります。強化するには★5+以上であることが条件となります。
※ネタバレ注意
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非登録錬成術師『トート・アル・ハキム』。第三世界にお いて神器を巡る一連の事件の首謀者とされる。元々はウェ シルと呼ばれる神を信仰する教団に属していたが、タナト スの支配を受けたことを機に離脱。以来、新興宗教団体『 真理の羽根』の創始者であり指導者として、彼女自身も死 の神が遺したとされる神器を所有している。その反乱は特 異錬成術師及び現地の錬成術師たちによって鎮圧されてお り、その後トート自身は特異錬成術師や『ウェシル』の強 い希望によって、彼の預かりとして処理されることとなっ た。
_ _ トートが神器を手にし、真理の羽根を組織するに至った動 機は、第三世界の利権をアルケミーから剥奪することだっ た。タナトスが排斥され、世界はアルケミーの幇助によっ て復興を進めている。だが、それゆえアルケミーに対し強 く意見を述べられる者は少なく、その関係は決して対等で はなかった。特異錬成術師の存在もあり、それが大きな問 題になることはこれまでなかったが、その歪な共存を危う いものだと考えたトートは、既に世界を去ったとされる黒 き神へと、アルケミーへと移っている世界の主導権を、こ の世界へと返還させることを誓った。
トートの手にする神器は、かつて死の神が、楽園へと向か う魂の縁を断ち切るために使用していたものである。死に ゆく魂から、死の安寧が縁を伝うことで生者へと広まらぬ ように。死への畏れなく、生を謳歌するために。そんな優 しき刃をトートが手にしたのは、彼女の願いが過ちでこそ あれ、真摯であったから。しかし、真摯がゆえに願いは暴 走し、黒き刃は生者の縁を断ち、トートへと依存させてい く。そうして洗脳を施した者へと神器を与え、操ること で、彼女の導く『真理の羽根』という団体は形成されてい った。
_ _ 神器を手にした『黒き神の巫女』たちとの戦いの中で、ト ートは彼女の敬愛する死の神の声を聞いた。はじめて聞こ えたその声は、トートの思っていたよりも少しだけ優しく て。だからこそ、その声が示した希望を信じることを、彼 女は神へと誓う。安寧を司る神が望む、命ある者たちの未 来の実現を、眼前の白き善性へと託すことを、彼女は神の 前で決意する。行き過ぎたトートの真摯な願いは敗北と導 きによってその形を変え、神の愛した世界に生きる者たち の幸福を願う。それこそが、黒き神が神器へ託した希望だ ったのだと知ることができたがゆえに。
_ _ トート・アル・ハキムが手にした神器と新たに抱いた希 望、そして特異錬成術師の能力によって、その力を限界を 超えて引き出した姿。かつての神格が遺した神器の刃は切 れ味を増し、願いの成就に不要な障害を悉く断ち切ってい く。敬愛した神の認めた果て無き善性。その眼差しが見据 える未来は、きっと自分の理想と同じ形をしているのだと 信じられるからこそ、トートは神器の力を彼へと捧げるこ とを誓う。その先で自らの積み重ねてきた罪を雪ぎ、いつ か優しき安寧に包まれることを夢見て。
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