※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
_ _ 非登録錬成術師『ヘレン・シルヴィット』。出生不明、経 歴不詳の多くの謎に包まれた人物。家族、学業、仕事、ど のような面からも彼女の足跡を見つけることはできない。 権力――ひいてはヘルメスという組織に対して異様な警戒 心を抱いており、その管理の網を巧みにすり抜ける神出鬼 没なところがある。一見すれば何か後ろ暗いことがある ように思える彼女だが、犯罪歴などは存在せず、関与が疑 われるような事件も存在しない。誰もが少なからずヘルメ スに管理されている今の世界において、彼女はまるで幻影 であるかのように朧げな存在である。
_ _ ああ――今でも、鮮明に思い出すことが出来る。あの頃の 私は、女神の騎士の一人として、偉大なる女神、そして守 護者様方に仕えていた。『嘆き』『導き』『まどろみ』 の三柱より権能の一端を授かった私は最高騎士の一人とし て日々を過ごしていた。だが、突然、終焉が訪れた。忘れ ない、忘れられるものか。愛すべき世界、愛すべき人々が 蹂躙された、あの瞬間のことを。私はなにも出来ず、誰も なにも出来ず、ただただ蹂躙され、そして滅んだ。最高騎 士ヘレンはあの時、間違いなく死んだ。これ以上ないほど に、無様に。
_ _ 至高の女神は人と人、人と神を結ぶ権能によって世界を 束ねた。あの理想郷で、時に神はその御力の一端を人へ授 けてくださった。だが、嘆きの守護者様は死者の魂すら操 る権能をお持ちであるが故に、その御力をあまり人に与え ようとはしなかった。嘆きの守護者様は聖者が死者との別 れを交わす刹那の時を紡ぐために御力を振るわれたが、誰 もが過ちなく力を使えるわけではないから。だから私は嘆 きの守護者様に認められ御力を授かったことをなによりの 誇りとしていた。だが……今の私はもう、嘆きの守護者様 に、とても顔向けができない。
_ _ 神は砕け、人は死に、世界は滅んだ。私も本来は死ぬべき で――でも私は、許されないことをした。誰かのためにしか 使ってはならないと授けられた嘆きの守護者様の御力によ り己の魂を支配し、骸を動かし続けた。逆理の侵略者たち が憎くて、憎くて、復讐のために、死に損なった。そして 暗い想いから歩み始めた百年以上続く道筋の果て、私は絶 望している。逆襲の時を待ち伏せするうちに、この逆理の世界 に生きる民の中にも人を愛する想いはあり、我らに降りか かった滅びはきっと明日を求める切なる願いでもあったの だと、理解できてしまったから。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示