※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
錬成術師登録名『トウカ・ユア』。 彼女は幼いころから周囲にあった大切な何かを失い続けてきた。 家族、友人、あるいは道端で撫でた野良猫の一匹ですら……彼女に触れたものは、すぐに『思い出』へと 姿を変えてしまう。 彼女は失ったものの数だけ火を灯し、その炎を見るたびに思いだす。 自分が愛した存在の面影を。 そして思い知る。 失ったものには二度と触れられない。 炎の中に感じる温もりはまやかしでしかないのだと。
悠愛はある特異エナジーを生み出す体質を有している。 彼女のエナジーに触れたものは、自分の中の最も美しい思い出を蘇らせる。 それは例えば、初恋の相手の姿であったり、心躍った青春の光景であったり――そうして彼女により呼び起された幻想に惹かれ、 まるで炎に飛び込む羽虫のように、人は焼け落ちていく。 思い出ばかり見て現実が見えず、余計な一歩を踏み出して事故にあったり、思い出が幸せすぎて現実を認められずに自ら命を絶ったり ……そうやって、悠愛は周囲の人々を炎の中の思い出へ変えていく。
思い出の灯を彼女は常に手放さない。 炎は優しく、同時に残酷でもある。傍にいるものを温め、けれど触れたものは地獄の苦しみとともに焼き払う。 悠愛の身に宿るエナジーの灯もまた同じ……触れれば優しい夢を見せ、手を伸ばせば無慈悲に命を焼き払う。 事故、自殺、あるいは心の死……多くの命が彼女の灯に惑わされて焼かれていった。 だから悠愛は炎の中に願うのだ。 既に失くしてしまった愛しき日々の記憶を優しく呼び起してほしいと。 そして、これ以上誰もこの私にふれませんように――と。
悠愛の身体を蝕むエナジーは、彼女の周囲にいる人々に夢を見せ、現実を忘れさせる。 炎が人に温もりをもたらす優しさと、触れるものを焼き払う残酷さを持つというのなら、悠愛はまさに炎そのものである。 幸福な夢を見ているうちはいい。 けれど、焦がれ、懐かしみ、そして触れたいと思ってしまった時、炎の夢は牙をむく。 夢がそんなにいいのなら現実などいらないだろうと心の深くに囁きかけて、現実を捨てさせる。 炎はそうして全てを焼き払い、悠愛を孤独で凍えさせるのだ。
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