※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
ストーリークエスト「見知らぬ涙に濡れる灯」の報酬ユニット
※ネタバレ注意
_ _ 錬成術師登録名『カザマツリ・チハヤ』。今年の鎮魂祭、 および、灯篭流しの準備で多忙を極める火借持家の姫巫女 に対して、各都市からサポート要員として出動してきた巫 女たちの一人。彼女は火借持家がアルケミーの鎮魂祭を取 り纏める前に各都市で鎮魂祭を執り行っていた一族の末裔 であり、幼い頃から交流があった当代の姫神子や、火借持 ←「神子」は原文ママ 家の傍仕えたちとも良好な関係を築いている。中でも『金 条かなみ』とは特に仲が良く、姫巫女の『火借持理央』に 対しては幼馴染としての気安さから失言を溢してしまい、 時折、周囲の大人に頭を抱えさせている。
_ _ 千楓は武闘派で知られる風祀家の女の中でも際立った暴力 装置であり、同世代の巫女の中でも特に馬鹿だった……と は実の父の言葉である。彼女の日常は己の武威を磨くこと にのみ重きを置く修行僧に近いものであり、師である祖父 は文字通り骨を折って千楓の修行に付き合い、日々寿命を 縮めている。風祀家は神道の家系を謳いながらも信心は形 だけを守るのみであり、神霊への信仰などは微塵も存在せ ず、どちらかと言えば仏教的な『人々の安心立命』のみに 価値を見出した一族だった。その末裔である千楓もまた、 神道の道具を鈍器か何かとしか思っていない。
_ _ 千楓が考えることはいつもひとつだった。彼女はそれ以上 考えたところで、自分には何も決められないことを知って いる。いつも心にあるのは『一番大事なものは何か』とい う単純明快な答えのみであり、今回も、千楓は明らかな異 常を見せた幼馴染の行動を自己の判断でお目こぼしするこ とに決めた。後日、実家の敷居を跨いだ彼女は、最初に父 親を殴りつけ、次いで祖父をしこたま殴りつけ――無事に 風祀家からの絶縁状を受け取ってきた。晴れやかな笑顔を 浮かべた彼女には、後悔の念など微塵も存在しない――考 えることは、いつもひとつしかないから。
_ _ 鎮魂祭の夜。千楓は御家の命を受け、巫女の補助要員とし て派遣された。風祀家の家長は当代の姫巫女『火借持理央 』がその血統に宿る『御霊振の能力』を自らの欲望の為に 悪用していることを疑っており、千楓は処刑役を兼ねた密 偵として遣わされている。彼女は風祀の鬼と呼ばれた武威 を以て姫巫女の素行を監視しており、幼馴染として長く心 を通わせた理央の顔面を殴るイメージトレーニングに明け 暮れている。ギリギリで死なない程度に殴れるだろうか― ―知能指数が少しだけ低い千楓は、灯篭流しの前夜にひっ そりと、シャドーボクシングに明け暮れた。
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