※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※LBLvが上がるごとに効果量がおおよそ+10%加算される模様
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
練成術師『無垢』。元老院第三席当主が保有する個人戦 力。その素性・実力は定かではない。温厚で純朴な性格を しており、誰に対しても分け隔てなく接する。だが、それ は決して彼女が善人というわけではない。彼女は人の命を 奪うような悪人を前にしようとも穏やかな笑顔を絶やしは しない。善悪と、その性質を問うことなどない。地を這う 虫の価値観を、空を舞う白鳥は理解できないし、鑑みもし ない。彼女の純粋さは、超越者の純白に他ならない。
わたしは、理想郷で『無垢』の聖獣と呼ばれていた。別 に、なにか特別なことをしていたわけじゃない。ただ、皆 が好きで、皆が何かをお願いしてくれるなら、それを叶え るために頑張った・・・・ただ、それだけ。矜持や信念、強い 想いが私にはなかった。それが、いけなかったのだろう。 か。無垢と呼ばれた。純粋と讃えられた。何にも染まらぬ 白をわたしに例える人がいた。でも、わたしの白は、きっ と、何にもなれない白痴の色だった。だから、何もできず に滅ぼされた。ごめんなさい。アルカディア、わたしは― ―
『杯』の聖獣は、『無垢』だったわたしの一番大切な友達 だった。善には祝福を、悪には呪いを、その人の器を見定 め、相応しい結末を注ぐ裁定の守護者・・・・今なら、その凄 さが分かる。私は何も決められなかった。わたしは何も選 ばなかった。だから、もう同じ過ちは犯さない――そう思 っているのに、ああ、なんて難しいのだろう。自分で決め るってどうすればいいの? 選ぶってどういうことなの? 探している。ずっと探している。白痴の無垢ではいられ ない。いたくない。取り戻した友達を二度と失わないため に。アルカディア、わたしは――
神殺しの星、その一片を心臓へと宿したこの身は最早、神 格なんて呼べない。世界の定め、神の理に仇成す逆理の化 身。遠き記憶の理想郷にはもう戻れない。それをとても悲 しいと思うけれど、隣に友達がいてくれるから、耐えられ る。友達を守る為に、耐える。もう二度と失わないために 必要なら、わたしは『無垢』であることを捨てよう。黒く 醜く穢れていい。堕ちて汚濁にまみれてもいい。いつか、 あなたが素敵と褒めてくれた『わたし』ではなくなってし まうかもしれない。それでも・・・・ごめんなさいアルカディ ア。
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