※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい(要検証) ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
想像妊娠…… 一ヵ月前、ブリジットを襲った最大の衝撃は自己の体質の変化だった。 最初は大好きな男による特異受容体の治療の結果が出たのだと喜び、つわりに似た症状が出てからは、耳年増な彼女を大いに焦らせた。 医師による診断を受けた後のブリジットは羞恥によって病室に閉じこもり、自主的な面会謝絶状態を作り出す。 その後、ブリジットの親友にして特異受容体患者である『虚屋敷愛唯』の連絡によって駆け付けた特異錬成術師は事情も聞かず、 病室に立てこもるブリジットを強引に連れ出し、年末の里帰りに同行させたのだった。
22号医療研究局・特殊監視病棟に入院する患者には、退院が存在しなかった。 この病院に入院する患者の多くは『人に害悪を及ぼす体質』と判断された者たちで構成されており、生涯を通して治療の見込みはない。 その為、ブリジットも同じく、生まれてから死ぬまで病室での軟禁状態となり、一生を終えることを覚悟していた。 しかし、特異錬成術師との出会いが、彼女の運命を変えた。 アルケミー上層部は『特異錬成術師の付き添い』を条件に一時退院と他の空中都市への旅行を許可する…… その書類を認可する印は、何故か『導守梢』の名前だった。
特異受容体患者としてブリジットの世界は白い病室にしかなかった。 補聴器から聞こえてくるのは、接触したエナジーの情報を聞き取り、果てには書き換えてしまう自分自身を恐れる人々のエナジー声だけだった。 そんな自分の狭い世界を壊し、救い出してくれた特異錬成術師に、ブリジットは深い感謝と淡い恋心を抱いた。 医師に宣告された余命に変わりはなく、どれだけ延命できるかもわかっていない。 それでも彼女が抱いた恋は、暗闇に閉ざされていた自分の未来へと向き合うことを決意させる ――大好きな人と一緒に、広い世界で生きていたいから。
『Es ist Showtime』ブリジットは病室で見た演劇を開始する謳い文句を呟き、導守梢から与えられた、血に溶け込んだ錬成武装の柄を握り込む。 異形化による影響も、特異受容体の変質すらも、今のブリジットを絶望させるには足りない。 エナジーを使用するモノの天敵として、生きている事さえ認められなかった少女は、恋を知って大人になり、守りたいと願うものを手に入れた。 王子様のような人に手を引かれ、生まれ変わった彼女の物語は出会いをきっかけに幕を開ける ――すべてはここから。
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