※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるので参考程度に留めておいて下さい。 ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
人の心を読み取る特殊な力を持って生まれた愛未。錬成術とは異なる、彼女だけの特殊能力。 それは彼女を周囲から孤立させた。誰とも共有できない感覚、嫌でも理解してしまう他人の黒い気持ち。 人は笑顔で人を傷つけることが出来る……誰よりもそれをよく知っている彼女だから、自分の心を胸の深いところに隠し、閉ざしてしまった。 そんな彼女の臆病な心を変え始めたのは、かけがえのない友と、曇りのない心を持つ大切な存在だった。
幼い頃から読心の能力を持っていた愛未は周囲になじむことができなかった。 どんな嘘も建前も通じない彼女を、同年代の子供どころか、両親ですら持て余していた。 そんな彼女に目を付けたのが、いくつもの空中都市をまたにかけるとあるサーカス団だった。 自分の能力を見世物として使われる……幼心に屈辱感や抵抗感もあった。 それでも、その道を選んだのは自分を厭う環境から逃げ出したかったから。 そして――自分がお金になると、嘘偽りなく率直に伝えられたほうが、まだ気が楽だったから。
心を読み取る能力を使って、愛未はずっとサーカス団の一員として多くの空中都市を廻ってきた。 そうしてアルケミーに立ち寄った時に、たまたま錬成術師としての才覚を見出だされ、新しい道を示された。 愛未が錬成術師としての未来を選んだ理由は、微かな期待がその胸に芽生えたから。 もしかしたら、自分も強くなれるかもしれない……強くなれば、変われるかもしれないから、と。 けれど、それは間違いだったと、今の彼女は知っている。強いから、変われるのではない。 変わる勇気を持てた人間が、強いのだと。
変わらないと。変わらなくちゃ。そんな焦りが、愛未の胸の中には渦巻いていた。 かけがえのない友人たちも、大切な『あの人』も、どんどん先を行ってしまう。 置いていかれる、なんて心配はしていない。きっとあの人たちは、ふと立ち止まり自分のことを待っていてくれる。 だからこそ尚更に、愛未は焦るのだ。皆の足を引っ張りたくなんてない。大切だからこそ、共に行きたい。 彼女の想いはみるみる膨れ上がり、次第に心を圧迫していく。本人すら、自覚しなうちに。
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