天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

魔導錬成体『トワ・インヴィディア』。空の時代が始まる
以前、次元の狭間へ消失した“始まり都市”第一アークの生
きのこりを守り戦った錬■術師だが、その力を失った代わり
に“魔導”と呼ばれる術を身に着けた。紅天七剣の一人であ
り、全ての民を破滅へと導いてしまうインヴィデアの名を
持っている。望み、渇き、欲し、奪い合ってしまう嫉妬の
心。絶望ばかりの冥界において、そんな感情があってはい
けないと願った彼女は限界を迎えた己の身を一本の大樹へ
と変え、その血肉を民の糧にさせ、深い眠りへとついた。
永遠に目覚めぬ事を願いながら。

旧時代より轟く最高位錬成術師の称号『四瑞』。トワはそ
の末席として名を連ねるはずの存在だった。終演に限りな
く近い時代に生まれたからこそ“条理を超越する”異常な適
正を持ち、次元を穿つ現象たる“星”を宿すことにより一部
の異世界で神格などと称される段階へ至り、その上で条理
に背くが故に歪みに染まる反神格とも言うべき存在となっ
た。“いと尊く高き者たち”からすれば醜く穢れていようと
も、彼女は純粋で、純真だった。守りたい。皆が一緒の明
日が欲しい。その為ならなんだってしてみせる―――切なる
願いは、誰にも否定などできない。

ファースト･アーク起動実験の際に起きた転移事故によ
り、多くの人々と共にトワは紅き空の世界へと無数の異形
体と共に堕ちた。超越の力無き不毛の大地において、戦う
力を持つのは世界に孔を穿ち上位世界から力を奪う“星”を
宿すトワのみ。膨大な穢れを内包し、それが尽きるまで破
壊を撒き散らす異形体の群れに対し、超越者とはいえ、た
ったひとりで出来ることなど限界があった。“星”を砕か
れ、成す術を失ったトワが願ったのは、尚も人々の幸福と
未来だった。狂気すら超えた善心―――それこそが、絶望を
捧ぐ力を彼女へともたらした。

情愛は、誰かと共に生きてゆきたいという祈り。怒りは、
人々の代わりに残酷な世界に立ち向かう決意。傲慢は、誰
かの代わりに自分が傷つくという覚悟。貪食は、飽くこと
なき幸福への願い。怠惰は、絶望など皆が知らずに生きて
行けるようにという理想。強欲は、何一つとして諦めない
という信念。トワは、それらの想いを己が継嗣へと委ね
た。そして、たったひとつ嫉妬の心だけを抱きしめ眠りに
ついた。ソレは、絶望に満ちた世界において猛毒となる心
だから。彼我を比べて羨むことこそが、あらゆる悪意のは
じまりだから。