天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『フウリ・タクシール』。聖性と呼ばれる
もの同士が争い合う第五世界からの留学生。不慣れな土地
の影響か、卑屈ともひえるほどおとなしい性格で、自らの
考えや意見を表すことはほとんどない。アルケミーに順応
できるかが不安視されていたが、第五世界とアルケミーの
連絡員であるファリンが周囲との関係を取り持つことで、
徐々にではあるものの、理解者を得ているようである。

聖性と呼ばれる強大な存在が争い合う第五世界において、
人々は常にその脅威に晒され続けてきた。フウリもその例
外ではなく、聖性を畏れ敬いながらも、大きな力に対する
恐怖を抱いてきた。その影響なのか、彼女はアルケミーへ
と渡ってからも、自身を卑下し続け、自らの言葉を発する
ことも少ないことから、同郷の錬成術師であるファリンの
陰に隠れるように立っている姿が頻繁に目撃されている。

第五世界において、エナジーの利用は聖性と呼ばれる神格
のみが扱える業であると言い伝えられてきた。しかしアル
ケミーの介入により、エナジーの利用、錬成術といった技
術が輸入され、次第にその考えを改めつつある。また、第
五世界については特異錬成術師によってタナトスの撃退に
は成功したものの、英明と呼ばれる神格は以来、その姿を	←「英明」は原文ﾏﾏ
現すことはなくなった。不滅とされてきた聖性が死んだと
いう事実は混乱を防ぐために隠匿され、それを知る者はフ
ァリンをはじめとする

聖性やその強大な力に怯え逃げ続けてきたフウリは、錬成
術という力を手に入れたことに対して疑問を抱く。どうし
て自分なのか、自分よりももっと相応しい人がいくらでも
いるのではないか、自分では役に立てないのに……そんな
疑念を抱く彼女に表れた浸食症状は、誰かの役に立つため
に死ぬのだという強迫観念だった。無力な自らが出来るの
は、戦いの中でその命を散らすこと、それが出来てようや
く自分は役に立てるという歪んだ献身を胸に、フウリは錬
成した大剣でタナトスを切り捨てていく。すぐ傍に待って
いてくれるはずの終幕を探し求めながら。