天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

錬成術師登録名『ヨルノ・セツナ』。
旧時代に存在した極東の国と大陸に存在した国、それぞれの文化を
色濃く受け継いだ二つの空中都市の血筋を継いでいる。
文化の違う両親を持つせいか、自分と異なる物や意見に寛容的で、
幼い頃から「誰とでも分け隔てなく仲良く優しく」するよう教えられているので、
明るく社交的な性格をしている。
そのおかげで、特別な力を持つ主人公にも周りと変わらない態度で話しかけてくる。

誰とでも分け隔てなく接するせつなの態度を受け入れる者がいる一方で、
自分の心の内に踏み込まれることを苦手に感じる者もいる。
色々な相手がいるということはせつなも理解しているので、
そんな時は相手に合わせたコミュニケーションのとり方を考える。
彼女は相手の気持ちを無理に変えるのではなく、
自分の視点を相手に合わせるように心がけている。
そのまっすぐな気持ちは言葉だけではなく、
いかなる時も誰よりも前で戦う彼女の姿にも表れている。

せつなの生まれ育った都市は、旧時代に存在した国家の血統を重視する純血主義者が多く、
他都市との混血であった彼女にとって肩身の狭い環境だったが、
それでも決して誰かに恨みや鬱憤をぶつけるようなことはしなかった。
他人に拒絶される苦しみを誰よりも知っている彼女だからこそ
「誰とでも分け隔てなく仲良く優しくしたい」という想いを強く抱いている。
しかし、戦うたびにエナジーに侵食される心と身体は次第に反発し、
胸の奥にひた隠しにしていた想いを拒絶される悲しみと不満が膨れ上がり、
彼女の心を押しつぶしていく。

他者をありのままに受け入れる寛容さを持つせつなだが、度重なる戦闘の結果、次第にその心の内に歪みを見せ始める。
「周りから向けられる視線が、今までと違う」。エナジー浸食により彼女は他人と接することに喜びも悲しみも感じなくなり始めていた。
大事につないできた人々との絆が無価値に変わり、彼女の瞳は悲しみに揺れる。それでも……誰かを大切に思う心は無くならない。
「自分は輪の中に入れなくても、戦うことでみんなの未来を守れるなら」――彼女は傷つき砕けそうな心を胸に、歩み続ける。