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※LBゲージの数値についてはFAQをご覧ください。
※同じタイプでも多少の誤差があるようなので参考程度に留めておいて下さい ※Lv1の数値は全タイプ共通です。 ※ステータス値を記載、コメントしてくださる方はステータス上昇系のマテリアを外した値を記載するようお願いします。
※ネタバレ注意
繭にとって、クリスマスの思い出は遠い日の思い出の中に しかない。母が、父が、そして姉が……一家そろって笑顔 で過ごした聖なる夜。けれど、ろうそくの温かな灯りも、 一緒に食べた美味しい料理の味も、今はもう思い出すこと も出来ず、深く冷たく暗い雪の中に埋もれてしまった。雪 解けの時は、果たして訪れるのか……知る者は、居ない。
賑やかなクリスマスの夜。大切な人と過ごす日を、繭は自 分の部屋で過ごしていた。ひとりきりでも、決して寂しく はない。なぜなら彼女の傍にはいつだって『お姉ちゃん』 がいるのだから。彼女にだけ聞こえる言葉で、彼女にだけ 見える微笑みで、繭の心を満たしていく。けれど、ふと彼 女は感じるのだ。大好きな姉といるはずなのに、どうして も埋められない小さな隙間が覗くを。 ←「覗くを」は原文ママ。
『お姉ちゃん』と二人きりで過ごす時間。決して誰にも邪 魔されたくない、大切なひととき。そのはずなのに、現れ た『彼』に、繭は不快な気持を抱くどころか、自然と笑み を浮かべていた。そのことに、自分でも首をかしげる。姉 さえいれば自分は満たされているはずなのに、どうして、 と。それはきっと姉も彼のことが好きだから……そんな風 に理由をつけて、自分の中で納得する。そうでもしなけれ ば、なんだか、恐ろしいことに気づいてしまいそうだった から。
『彼』に連れ出されたクリスマスの街。少しだけ強引に着 せられたサンタの衣装を褒められると、不思議と胸が締め 付けられる。脳裏にちらつく、幸せな記憶。幸せなはずな のに苦しい記憶。腕の中に抱きしめる『お姉ちゃん』がな ぜか鉛のように重く感じる。どうして、どうして、どうし てこんな人形が――考えを中断させるように、温かな手が 繭の手を包み込む。それだけで、暗闇から覗いていたなに かが遠ざかる。繭は縋るように、大きな手を握り返す…… けれど逃げられない『その瞬間』は、目の前まで迫ってき ている。
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