天穹ノ彼方の錬星郷「ソラカナ」攻略まとめ Wiki

魔導錬成体『ERROR DATA』。空の時代が始まる以前、次
元の狭間へ消失した"始まり都市"第一アークの生き残りの
末裔。錬成術の使えない冥界と呼ばれた世界において異形
体と呼ばれる怪物と戦い、生き残るために"魔導"と呼ばれ
る術を身に着けた紅天七剣の一人であり、愛を求める欲望
を象徴するルクスリアと名を授かっている。人を想い、愛
の為に戦う――そんな宿命を背負うルクスリアの戦士は、
誰よりも長く生きてしまうという宿業を定められており、
それ故に、他のどの名を授かった戦士よりも仲間の死を見
送らなくてはならない。

異形体が蔓延り、錬成術が失われた世界において"戦士"と
呼ばれる者たちは特異な手段によってエナジーを獲得し、
その身を変質させ戦う。魔導と呼ばれる術理は錬成術をは
るかに超える力と穢れをもたらし、まさしく命を削る戦い
を強いる。数千人の民を守る為に、紅天七剣と呼ばれる戦
士たちは人としての生き方を、人としての姿を――なにも
かもを捧げて死に向かう道を疾走する。リーヴェもまた、
全ての民への愛のため、そして過去にルクスリアと呼ばれ
た全ての戦士の願いに報いるため、迷うことなく命の火を
猛らせる。

代々、ルクスリアの戦士はそれぞれの愛の為に身命を懸け
てきた。家族、愛する相手、仲間、民を守る為に。リーヴ
ェも当然のように愛の為に魂を捧げている。いつか訪れる
幸福な未来を人々が笑顔で迎えられるように。そこに自分
はいられないと理解し、恐怖し、それでも決して誰にもそ
の心の内にある陰りを打ち明けぬまま……かつて多くのル
クスリアを名乗った者たちがそうしてきたように民に笑い
かける。未来にきっと幸せはあるから、愛する皆のためな
ら自分は決して負けないからと――魔導の穢れで朽ちる魂
で、そんな言葉を何度も何度も繰り返す。

先代ルミエール・ルクスリアはリーヴェの師でもあった。
リーヴェをいつも導いてくれた彼女は、光で、目指すべき
姿で、この道を歩むと決めたことに対し抱いた後悔の象徴
でもある。異形体の穢れを人の身体で精錬し武器とする―
―異形体を喰らった者が穢れによって自壊し、その者の肉
を次代の戦士が喰らい、それをさらに次の戦士が……そう
して穢れを戦士が扱うに相応しいものへと変質させてい
く。それこそが魔導錬成。故にリーヴェとルミエールも"
そうした"。それを後悔できないほど、リーヴェは人の心
を失えてはいない。